効果的な勉強法

私は慶應経済なので、東大京大一橋の人には敵わないが、そこそこ賢かったと自負している(私立専願ではなかったし、田舎の自称進学校だったので中高一貫校出身でもない)。また、私は大学合格で努力をやめず、中年になった今でも勉強を毎日している。そこで、効果的な勉強法を紹介したい。

アクティブリコール

教科書や単語帳で覚えた内容を、何も見ないで思い出そうと努力してほしい。苦労(負担)が大きいほど、記憶は強化されると言われている。何も見ないことが負担になる。暗唱しても良いし、白紙に書き出しても良いと思う。

イメージ(画像など)を使う

文字だけよりも、イメージがあるほうが絶対に覚えやすい。英単語でも、世界史の用語でも、化学や物理でも、理解できないものはGoogleで画像検索すれば良いだろう。もしくは、カラーの図録(便覧、資料集)を使うと良いだろう。

テーマ(背景知識)を覚える

英語の場合、例えば京大では、かなりアカデミックな文章が出る。ヴェスビオス火山の噴火や、雪の結晶などが過去に出ている。英検やTOEFLの場合、アメリカの歴史は頻出である。また、英語を極めたい場合は、日本史選択よりも世界史選択のほうが絶対に有利だ。東大文系志望の場合は世界史と地理が良いだろう。古文の場合も、先にあらすじを覚えよう。源氏物語など、あらすじを覚えていれば解ける問題は多い。

理解と暗記のバランス

勉強が苦手な人は、暗記と理解のバランスが悪い。丸暗記だとすぐに忘れる。例えば世界史であれば、ナポレオン戦争で、フランス以外の国が結束した理由とか、色々想像したり、AIに質問すると良いだろう。逆に、とことん理解しようと時間をかけすぎるのも問題だ。数学や化学などで、どうしても理解できない場合は「これは、こういうものなんだ」と、半端な理解で暗記して、とりあえず先に進むのも良いだろう。あとから理解できる場合もある。ただし、半端な理解の箇所は教科書にマークをつけて、あとから復習できるようにしたい。

夜眠る前に勉強し、朝起きてすぐ復習

夜、眠る前は必ず勉強しよう。もちろん、眠る直前だと、脳が刺激されて眠りが浅くなるので、眠る1時間前が良いだろう。睡眠中に勝手に脳が日中の記憶を整理してくれる。そして、朝起きたらすぐに、昨夜の内容を復習すれば、記憶は強化されるだろう。

人に教える

人に教えるためには、理解していないと無理だ。誰かに教えると理解が深まる。そのような人がいない場合は、ブログでもノートでも良いので書けば良いだろう。

自分で問題をつくる

自分で問題をつくるのも効果的だ。なぜならば、出題者の立場に立つからだ。出題者の意図まで予想すると良い。試験とは、出題者とのキャッチボールである。自分では問題をつくれない場合は、AIに問題と解答・解説・出題の狙いを作成してもらえば好いだろう。

YouTubeで先取り学習する

先取り学習は必須だ。自称進学校のペースだと、中高一貫校に確実に負けるだろう。「とある男が授業してみた」「トライイット」「ただ予備」など、今はYouTubeがかなり充実している。1年間の先取りが目安になるだろう。英語だけは2年間先取りしたいところだ。

Geminiに聞く

学校や塾の先生に聞いても良いが、忙しいので質問しづらいこともあるだろう。いまのAIはかなり精度が高いので、高校レベルの問題はある程度解ける(東大レベルだと間違った回答の場合もあるので注意、特に文系科目の論述は誤答が多い)。さらに、画像を分析することもできる。そのため、カメラでわからない問題を撮影して、画像をアップロードすれば、Geminiは解説してくれる。

大学レベルまで勉強する

これは、余裕のある中高一貫校の人だけで良いだろう。大学レベルや、英検1級レベルまで、つまり大学受験を超えるレベルまで勉強すれば、大学受験の問題は簡単に思えるだろう。これも苦労(負荷)と関係しており、苦労(負荷)が大きいほど理解は深まるとされるため、大学レベルの負荷をかければ、大学受験レベルは楽になるはずだ。だが、くれぐれも、これは中高一貫校のトップ層で、余裕のある人だけがやるべきだ。普通の高校生がやると、キャパシティオーバーになるだろう。

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