見出し画像

#234 仕事と人間関係はすみ分ける

さて、今日のテーマは「仕事と人間関係はすみ分ける」です。

先日、同僚と話していて、「仕事ではお互い意見を言い合うけど、人間関係が悪いわけではない」という話を聞きました。

これはとても大事なことです。

僕たちは意見のすれ違っている人を見たら、「仲が悪いのかな」と勘繰ってしまうことがあります。

ただ、仕事上で必要なコミュニケーションと、その人間関係というのは必ずしも一致しないということもあります。

仕事上の関係と人間関係について考えてみます。


自己紹介とお知らせ


僕は、某リハビリテーション病院で働く作業療法士兼、中堅管理職です。

対象者の悩みや課題はもちろんですが、スタッフのストレスやチーム運営などについても、中堅管理職として向き合っています。 

このアカウントでは以下のことについて、毎日noteを更新しています。
・幸せな生活の考え方
・医療者としての働き方
・他者とのコミュニケーション
・良い人間関係のポイント
・ストレスマネジメント
・作業療法のもろもろ
・日々、感じたこと

これらのことについて、僕なりに解釈して記録として残していきたいと思います。

*質問箱をGoogle formで作りました。仕事や生活などでの悩み(それ以外でも)があれがご記入ください。いただいた質問は、記事にして返信したいと思います。


それでは本題に入っていきましょう。


仕事上の関係


仕事で必要な関係ってどんな関係性でしょうか。

個人的に思うのは、お互いへの尊敬の念を持ちつつ、目的に対して意思を共有しながら進むことができる関係性だと思います。

チームや組織というのは目的を持っているからこそ成立すると思うんです。

チームの中で目的が違っていたら、進む方向さえも統一することができません。

目的が違うのであればチームでいることすら無意味になります。

なので、チームは最低限、何を目的に進んでいるかをお互いに認識しておくことが必要だと思います。

ただ、同じ目的を持っているチームであったとしても、お互いの意見がすれ違うこともあります。

チームには様々な考え方の人間がいます。

だからこそチームである必要があるわけです。

目的は一つであったとしても、そこに行き着くための道筋はいろんな方向性があるわけです。

これはいろんな方向性があることが大事なんです。

チームの課題を解決するために目的があります。その目的を達成するためのゴールに行き着く方法はチーム構成やそのメンバーの特性によっても変わってきます。

つまり、多くのパターンが用意されています。

そのゴールを達成するための手段は多くの道筋があった方が、達成するための可能性は開けます。

となると、もちろん意見は食い違うわけです。

同じ目的を達成するために、違う意見がたくさん上がること自体は何も悪いことではありません。

そして、こういう時に必要になってくるのは、お互いの意見をしっかりと言い合える関係性になります。

お互いの主張を否定するのではなく、選択肢の一つと捉えてディスカッションしながらより良い方法を考えること。

その中に否定があってもいいと思うんです。

それは、相手の人間性を否定しているわけではなく、目的に対する手段をどうするかを議論しているということだと思います。

そう思えが、その否定もチームにとってはポジティブです。

もちろんイライラしたり、納得いかないこともあると思います。

そうだったとしても何のために議論しているかを再度振り返ってみて、どのように進める必要があるかを考えることが必要と思います。

このような関係が仕事上で必要な関係性になります。


人間関係との違い


たまにあるのが、この仕事上の関係を、人間関係を混同してしまうことがあります。

チームの目的を達成するための議論には相手の意見を否定することも必要で、それは発展性のある議論になります。

ただ、そこで否定されたことを個人の人間性への否定のように感じてしまい、相手を嫌いになったり、陰口を言ってしまったり。

それ自体が悪いというわけではないんですが、それが、チームの目的を達成するための議論にまで影響し過ぎてしまうと、冷静にチームの目的に向かった議論を行うことが難しくなってしまいます。

これは人間関係の問題ということであって、それは仕事上の関係とはすみ分けて考えた方が良いと思います。

この、仕事上の関係と人間関係を混同すると、どのようなチームでもうまくいかなくなってしまいます。

逆に言えば、人間関係的にうまく合わない相手がチームにいたとしても仕事上の関係には影響を与えないようにする。ということでもあります。

人間関係を必ずしも良好に保つ必要はないんです。

仕事上でたまたま出会った人が、必ずしも気が合うとは限りません。

だから大事なのは「混同しないこと」です。

仕事上の関係性と人間関係とは次元が違うんだと理解することです。

もちろん人間である以上、全てを別物と思うことは難しいかもしれません。

ただ、仕事上の関係を考えた時に、今の自分の態度や言動がチームの目的に向かってポジティブに働いているかは冷静に考えることが必要だと思います。

さて、あなたの今の議論や意見や態度はどうでしょうか。

少し自分を振り返りながら、チームや組織の目的について振り返ってみるといいかもしれません。

その目的が合ってるか疑問ですか?

それはまた別のお話。


今日は以上になります。

頑張るあなたを応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。

よろしかったら、スキ❤️&フォローをよろしくお願いします。
ではまた


関連記事


この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?