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#99 チーム作りには時間をかける

さて、今日のテーマは「チーム作りには時間をかける」です。

チームは目的を達成するための集団です。

チームである以上は個人で達成できない成果を目指すことが必要です。

そのためにはチームが機能する必要あります。

でも、理想的なチームってどうやったらできるんでしょうか。

今日はチームの作り方について考えていきたいと思います。


自己紹介です


僕は、リハビリテーション病院で働く作業療法士兼、中堅管理職です。

目の前の対象者や、一緒に働くスタッフと向き合う中で、様々な悩みや困りごとと出会う機会があります。

それらのことについて、僕なりに解釈して整理しながら、記録としてnoteに残していきたいと思います。

このアカウントでは主に以下のことについてを書いていきます。

・組織での働き方
・社会人の学び方
・リーダーの考え方
・ストレスとの向き合い方
・生活での困りごと
・たまに子育て
・日々感じたこと など


それでは本題に入っていきましょう。


チームはなぜ必要か


チームは個人では達成できないことを達成するために必要になります。

大きな問題や課題は人間一人の力で解決することは難しく、

多くの問題はそういったものが多いと思います。

社会に出て働いていると、チームで動くことがほとんどです。

みんな何かしらの連携をとりながら、

「今、自分が何をすべきか」と考えて行動しているはずです。


会社や組織も大きく見れば一つのチームです。

組織は何かの目的を達成すために存在しているはずですし、

そうでなければ存在すること自体難しくなってしまいますよね。


ただ、チームが新しくできたばかりであったり、あまりに大きいと、どのように動いていいか分かりにくいものです。

チームに所属していながらどのように行動したらいいかが分かりにくい場合、チームメンバーが何を目指す場所なのかを認識しにくいことで、具体的にどのように動いていいかが分かりにくいことがあります。


チームがうまく機能しない場合、

そのチームを運営するリーダーやメンバーは、

「どのような形を作るか」

について多く議論するはずです。

これは大切なことでもありますが、焦って物事を決めると、メンバーがその意図を理解せずに参加していることもあり、現状の問題と合わない形が出来上がることもあります。

その場合、メンバーがチームが何に向かっているかが分かりにくいため、

チームはより機能しなくなりますし、継続自体が難しくなることもあります。



チーム作りに時間をかける


そう考えていくと、チーム作りにはある程度時間をかけた方が良いように
感じます。

焦る気持ちもわかりますし、

形がしっかり決まらないとメンバーの参加の仕方についても疑問が出てくると思います。


ただ、先ほどから書いているように、チームというのは個人で達成できない問題を解決するために存在します。

チームで大事なのは形を遂行しきることではなく、「目的を理解すること」だと思います。

そして、目的を理解するためにはある程度時間が必要です。

目的というのは言葉で「〇〇を達成しましょう」と表現されると思いますが、それはあくまで言葉です。

その目的を達成することでどのようなことが起こるのか
その目的を作る過程で問題となっていること何か
その目的をが必要な背景にはどのような状況があるのか


目的は表面的な言葉で表現されますが、もっと立体的で深みがあります。

この目的の感覚を理解するには、そのチームに所属して課題を共有して、議論を行う過程が必要になってきます。

各メンバーが肌感覚的にチームの存在を認識するためには、

目的についていろんな角度で眺めて、チームの構造を理解していく過程が必要になってきます。


なので、無理に形などを決めたとしても、メンバーが目的のイメージや深さがわかっていないと表面的な方法だけに絡め取られて、その目的をチームで達成することも難しくなってしまいます。


だからこそ、形を無理に決め切らずに、

目的は何か
その先に何があるか
どのような問題か
状況はどうか

などについて、常に目的を引き合いに出しながら議論を重ねることが必要になってきます。


それにはどうしても時間がかかります。

どのような形で進めるかは、その時々にメンバーと考え、

「それならこの方法がいいんじゃないか」
「もっとこういう考え方もあるんじゃないか」

と案を出し合っていくことが必要だと思います。


まずはチームで目的を共有するために議論を重ねることが必要ですね。


チームの目的を忘れない


これらを達成していくために、リーダーに当たる人は目的について深く考え理解しておくことが必要です。

そして、こういう時のリーダーは灯台のような役割をします。

みんなが困ったり迷ったときに戻って来れる
どの方向に進むかを指し示す

いつもチームの基準点となって、これから起こる問題が示し、その解決方法について方向性を示していくことが必要になります。

これがなければチームは散り散りになりますし、目的も達成されません。

灯台であるリーダーがしっかり目的を理解しているからこそ、チームはどの方向に進むかがわかるもんです。

機能するチームを作るには、目的を忘れないようにチームのメンバーの行動について考えてみると良いかもしれません。


頑張るあなたを応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。

よろしかったら、スキ&フォローをよろしくお願いします。

ではまた。


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