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シン・映画日記『紫~MURASAKI~』

テアトル新宿にて伝説のジャパニーズHM/HR「紫」のドキュメンタリー映画『紫~MURASAKI~』を見てきた。

小雨が降る中、埼玉からえっちらおっちらテアトル新宿に来て見たが、
いやー、見てよかった!
素晴らしかった!!!!
モーニングショーのみ(10時50分〜)でしかも今週木曜日までというのが非常に惜しい。

1970年のバンド結成から、
1975年8月8日の大阪「8・8ロックデー」(通称ハチハチロック)でのライブ、
2枚のアルバム発表と解散、
20年の時を経ての復活、
そして現メンバーのインタビュー/作曲風景ドキュメンタリー、
たっぷり紫を味わえる。

また、紫の出身地である沖縄県嘉手納、コザ市(現・沖縄市)の過去・現在と、
ラウドネスや聖飢魔IIなどのジャパメタと呼ばれるジャパニーズHM/HR勢だけでなく、
沖縄民謡やBEGIN、琉球空手など沖縄のあらゆる文化を融合した沖縄の映画になっている。

現在の各メンバーのインタビューもかなりしっかりしている。
個人的には今のボーカルがヘビーメタルアーミーのVoだったJJであることにちょっと驚いた。
それと、リーダーのジョージ紫のパートはやや多めで、息子・娘のインタビュー付きで「父親」としてのジョージ紫が見られる。

1979年のバンド分裂からバンド解散、70年代の紫の中心メンバーだった城間兄弟には全く触れていないのが残念。
まあ、2000年代前半に城間正男が逮捕された件は流石に無理だったのだろうか、
バンドの「負」の部分は一切シャットアウトしている。
そこの所はラストを現メンバーでの素晴らしい新曲で締めくくったことから、これからまだまだ生き続けるバンド「紫」として触れて欲しくない傷なのであろう。
なので、ドキュメンタリー映画としてのまとめ方はこれで正解かもしれない。

代表曲のプレイシーンはだいたいあり、
中でもアルバム『IMPACT』に収録されているある曲へのこだわりが凄く、その部分のドキュメンタリーにバンドの真の姿が込められている。

伝説のバンド「紫」のリビング・レジェンドっぷりを見られたロック・ドキュメンタリーである。

追記

以下のスケジュールで全国順次公開!
ジャパメタ好きな方は是非見て欲しい。


テアトル新宿 2023年1月13日(金)〜19日(木)
アップリンク吉祥寺 2023年1月20日(金)〜
なんばパークスシネマ 2023年2月3日(金)〜
名古屋シネマスコーレ 近日中
KBCシネマ 近日中
小山シネマロブレ 2023年1月20日(金)〜2月2日(木)宇都宮ヒカリ座 2023年2月24日(金)〜3月9日(木)
アップリンク京都 2023年2月3日(金)
シネマ神戸 近日中


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