破天荒な父。下ネタ

僕と父親の、破天荒で少し笑える話です。

■■■ 下ネタ ■■■

当時、僕は小学生だったのでよく分からなかったが、大人になった今、父が日ごろからよく下ネタを言っていたのを思い出す。

それはある日、親戚の5歳ぐらいの女の子が遊びに来た時の話だ。

父、僕、女の子で家にいると、父は急にニヤリと笑って女の子に話しかけた。
「世の中で一番汚いものって分かる？」
「うーん、ホコリかな」
「違うよ（満面の笑み）」

正解が何だったかは分からないが、今思うとゾッとする話だ。

その数分後、みかんを一緒に食べている時に女の子が僕にこう言った。
「みかんの皮むけた？」
「いや、小学生だからまだ剥けてないよ（満面の笑み）」

父は、すぐさまカットインして下ネタをぶっこんで来ていた。

父はとにかく下ネタが大好きだった。今考えると会話の8割が下ネタだったように思う。それでも、老若男女（子供や家族を除く）に大人気で、下ネタの使い手だったようだ。

父からはセクハラと下ネタの線引きを学んだ。

続く