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2019年2月の記事一覧
ミニミニ土鍋でインスタントスープ
土鍋のなき声ある秋の日、しくしく泣いている土鍋の声をきいた。
「土鍋うちにあるので」「土鍋しまう場所がないので」ついには「土鍋あるけど上の棚にあるからめったに出さないわ」という声を、数年前までたくさん聞いた。耳をすますと、枯れた土のようなしゃがれた泣き声が家々から聞こえてきた。10年前、土鍋をつくりはじめた頃のこと。
コッチョリーノの展覧会にいらっしゃるお客さまは天使だから、笑みをこぼしながら
「白菜ウィーク」前編(ちょっと大きめなうつわで白菜)
1. ちょっと大きめなうつわのススメ白菜がとてもおいしい季節。おまけに格安。勝手に「白菜エヴリディ」と名づけて白菜をむさぼり楽しむことにした。スイカ割り気分で大きな白菜をざぐぐと割るのは爽快だ。たまには豪快につくって豪快に盛るのもいい。
ひとつの食材でさまざまなメニューをつくり、自作のうつわ(今回は大きめなうつわ)に盛って、課題を見つめる実験をこっそりするのが好き。
結果はいつもこう。うつわ
土鍋でつくる「白菜のレモンポタージュ」
毎日を安定して生きることなんてむずかしい。新タマネギや新ジャガイモが、やあやあ!と、土のなかの春の香りを一番に告げにきた。土から生まれた野菜も、土鍋も、土の香りをかぎ分ける鼻をもっているから土鍋の中でほこらしい顔をしているでしょう。
新タマネギと白菜をざくざく切って銀色のバッドを山盛りにする。レモンの皮をさぱさぱすりおろす。豆乳に白みそのコクある甘さを加える。
雨は土にさまざまな成分をとかし
ちょっとブレイク 「さびない道具」
明けました記事。1ヶ月おくれのごあいさつ。冬眠するクマなのかモグラなのか知らないけれど、そんなはじまりも悪くない。1年が12ヶ月だと思うから人は嘆く。クマやモグラはきっと嘆きはしない。
新しい年を迎え、1月はネット発信をツイッターにしぼり他もろもろの方向性については客観的に観察しながら考えた。きもちのサーモスタットかかったとかカッコいいこと言いたいが、いや単に不良だからすぐさびる。(みなさんは優