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音楽を作るために考えていること

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2018年8月の記事一覧

約束

約束

人との約束よりも自分との約束が守れないことが多い。

誰かとの約束はその相手に迷惑をかけるけど、自分との約束は誰にも迷惑がかからない。

たとえば「毎日トレーニングする!」と決めるのは自分との約束だ。
ダイエットなども、自分との約束になる。

甲子園出場、箱根駅伝、オリンピックのメダルなんかも自分との約束になりそうだ。もはや「目標」というやつを、言い換えると自分との約束になりそうだ。

目標をまわ

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ラン

ラン

CFあさってでおわりです!

最近走っていなかったから、走ろうと思った。

家のドアを開けると、8月の空は燃えるように灼けていた。

大通りに出る。

相変わらず車の音がものすごい。

山梨方面に向かう車と、新宿方面に向かう車が、彗星みたいに行き交っている。

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理解できたことだけを書く

理解できたことだけを書く

「理解できたことだけを書く」ということを先日ちょろっと書いた。

これはブログでもそうだし、歌詞でもそうだし、Twitterのつぶやきでもそうだ。

ライターさんは取材をして、記事にする。

僕はもう生きている内容すべてが取材になっていて、それを歌にしたり文章にしたりする。

このときに、見聞きした全てを書くのではなくて、「理解できたこと」だけを書くようにしている。

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定食屋のやばいおやじ

定食屋のやばいおやじ

元気には適量がある。

むかしからそう思っている。元気すぎたらいいというわけではない。

そしてその量は結構シビアだったりする。『過ぎたるは及ばざるが如し』というが、元気過ぎててぶっ壊れてるとしか思えない人間がいた。

それがそこの定食屋のおやじだった。

身の回りにいるひとの中でも一番元気なひとだった。そんな元気な親父はある日失踪した。

どこかに行く前々から少し心配していた。

僕はその親父を

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毎日文章を書いているのだが文章の良さについて

毎日文章を書いているのだが文章の良さについて

「文章はテレパシーである」

スティーブン・キングの言葉だ。

文章は写真や映像のように、詳細を伝えることはできない。「百聞は一見に如かず」と言うが、写真や映像は文字通り「一見」を受け手に示すことができる。

写真や映像は文章よりも後発のコミュニケーションだ。あるがままを映し出す。
「伝達手段」としては、質、速さ、ともに文章よりも優れている。

文章はそうはいかない。状況や風景を説明して描写するの

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世界は一つではない

世界は一つではない

むかし小さな古本屋で働いていたことがある。店員は僕一人なので、自分で店を開けて自分で店を閉める。日給は一万円だった。

ある日いつものように、人っ子一人いない店で、店番をしていると山のように積んであるホモの専門誌が目にはいった。

どういうことが書いてあるのか、無性に知りたくなって二冊ほどとって読んでいた。客の立場からすると、ホモの専門誌を読んでいる店番というのは独特のアクだろう。

結論から述べ

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嫌われても

まとめて聴くとなんだかそれっぽい。

名古屋に行ったりしていた。行った日に限って、観測史上最高温度だった。

それにしてもようやく行けた。よかった。なんだかこんなに名古屋に久しぶりになるというのは不思議な感覚だ。
好きだの嫌いだの抜きにして、なんとも不思議な街だ。むちゃくちゃな回数通ってきた。しかしこれだけ期間があくとずいぶんさびしくなるものらしい。

今日は好きとか嫌いの話でも書こう。というより

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