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季節性インフルエンザ

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#新型コロナウイルスワクチン

JAMAで報告されたレポートの日本のCOVID-19に対する医療に有益性

JAMAで報告されたレポートの日本のCOVID-19に対する医療に有益性

9月15日2023年に、東京都の新型コロナウイルス対策会議で、omicron type SARS-CoV-2 EG.5 subvariant、通称エリスと呼ばれているsubvariantが、東京都内の新規の全SARS-CoV-2感染者の4割を占めていることが報告された。これまでの東京都での医療状況から、日本でのomicron type SARS-CoV-5 EG.5 subvariantの感染者の

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新型コロナウイルス感染症関連肺機能不全に対する生体肺移植

新型コロナウイルス感染症関連肺機能不全に対する生体肺移植

2021年4月7日に、日本の国立大学附属病院で、新型コロナウイルス感染後の肺障害に対する生体肺移植を実施しました。今回の新型コロナウイルス感染後の肺障害に対する肺移植手術は、日本で初めての症例であり、さらに、今回の新型コロナウイルス感染後の肺障害に対する生体肺移植は、世界初めての症例です。

本手術の実施に先駆けて、2021年4月5日に、関西地区の病院から患者の搬送が行われ、国立大学附属病院の呼吸

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日本での月経周期追跡アプリを利用したmRNA based COVID-19ワクチン接種後の生理の異常の検討

日本での月経周期追跡アプリを利用したmRNA based COVID-19ワクチン接種後の生理の異常の検討

日本において、2021年4月から、mRNA based COVID-19ワクチン[BNT162b2 (Pfizer/BioNTech) and mRNA-1273 (Moderna)]接種が開始して以降、不正出血、月経痛や生理不順を主訴として受診する方が増えてきました。

既に、諸外国では、mRNA based COVID-19ワクチンの副反応の1つとして生理の異常(月経不順や不正出血など)が、報

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特例承認:新型コロナウイルスの飲み薬パキロビッドパック



厚生労働省は10日、米ファイザー社が開発した新型コロナウイルスの飲み薬パキロビッドパック(一般名・ニルマトレルビル/リトナビル)について、国内での製造販売を特例承認した。海外では「パクスロビド」と呼ばれる。国内の軽症者向けの飲み薬では米メルク社のラゲブリオ(同・モルヌピラビル)に続いて2種類目となり、治療の選択肢が増える。

ファイザーのコロナ飲み薬を特例承認:この特例承認薬は
ニルマトレルビ

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遺伝子工学による移植医学の進歩への期待



酵素α1,3-ガラクトシルトランスフェラーゼは、α1,3-ガラクトース(α-1,3Gal)エピトープを合成します。これは、ブタからヒトへの異種移植で超急性拒絶反応を引き起こす主要な異種抗原です。α-1.3GTを持つバクテリアの感染により、ヒトは、抗α-1.3GT抗体を獲得します。ブタの臓器からα-1,3Galを完全に除去することは、ブタの臓器をヒトへ移植する異種間移植の成功に向けた重要なステッ

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日本における、胆道癌に対する癌ゲノム医療への期待



働き盛りの命奪う「胆管がん」の厳しい現実に対する新規治療法の開発

日本では、胆道がんは珍しいがんではなく、年間2万人以上が胆道癌として診断されている。胆道癌は、男性では9番目、女性では7番目に多いがんである。また、胆道癌の罹患率は、50歳代から増え始めている。胆道癌の罹患は、70歳代、80歳代の高齢者に多く認められる。胆管がんと乳頭部がんは、男性に多く認められる。一方、胆のうがんは、女性に多

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日本におけるCOVID-19mRNA Vaccine (BNT162b2)の3回目の接種の状況

日本におけるCOVID-19mRNA Vaccine (BNT162b2)の3回目の接種の状況

最近、報告されたPatalon T.らによって行われた臨床研究は、日本において、これから行われるCOVID-19mRNA Vaccine (BNT162b2)の3回目の接種の医学的情報を日本人に提供する。

2021年12月1日から、日本国内において、COVID-19mRNA Vaccine (BNT162b2)の3回目の接種が、医療従事者を対象に始まりました。日本の厚生労働省の報告によると、20

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インフルエンザ予防接種の重要性



新型コロナ対策の効果もあり、昨シーズンは、インフルエンザは流行しませんでした。なぜ、今年は警戒が必要なのでしょうか。

新型コロナ感染拡大の予防のため、今は世界中でグローバルな人流が抑制されています。その結果、2020年の冬季には、季節性インフルエンザウイルスの流行が世界中で起こりませんでした。しかし、今年はすでに10月の時点で、南アジアやインド、中東各国で、季節性インフルエンザウイルスの流行

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