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shinshinohara
2023年11月16日 10:54
失敗を楽しんで観察するとよい、と提案すると、「成功体験を積むことも大切」という指摘を頂くことが多々。私も成功体験を積むことには賛成。でも、指導する側が成功体験を積むことに意識をフォーカスさせることは、いろいろ不都合が起きやすいと考えている。成功体験を積ませようと指導者が意識すると、子どもからしたら成功を急かされる感じになりやすい。指導する側も、早く成功させようと急かしたくなる気持ちになり、失敗
2022年2月7日 18:41
もうその方法はうまくいかないことが分かっているのに、同じやり方を頑なに続ける人がいる。何十回も。そうした人は「頑張り無罪」に逃げている可能性がある。過去に失敗を責められ過ぎたために、たとえ失敗であろうと繰り返すことで「俺、頑張ってる、だから責めないで」という論理に。私は学生やスタッフを指導する時、「失敗を楽しむ」ようにしている。あえて失敗するであろう実験をやってもらい、それで起きる意外なことを
2022年1月27日 23:18
私の文章の特徴。書かせて頂いた四冊の本も、ツイッターも、具体的なエピソードを紹介し、そこから広く応用が利きそうなテクニックや教訓を引き出す、というもの。この文章のスタイルは恐らく、モンテーニュ「随想録」と、古代中国の「諫言」から学んだのだと思う。「随想録」にあった印象深いエピソード。西洋人が異国の王様と会ったとき、王様が手鼻をかんだ。つまり、手のひらに鼻水を出した。それを西洋人が「なんて下品な
2021年12月28日 07:44
よい上司になろう、よい親になろうとすると、なぜか私たちの言動はチグハグでぎこちないものになる。よい上司とは、を論じてる記事や本を読み、それをその通りまねようと「よい上司変身パーツ」を装着してスーパー上司になろうとするが、ことごとく的外れな言動になる。なぜだろう?それはおそらく、自分ばかり見ているから。自分が周囲から、部下からどう見えるか、その外面的な見え方ばかり気にするからだ。これは無理もない
2021年10月23日 00:40
もう10年近く前になるけれど、「すいえんさー」というNHK教育の番組が面白くて。特に衝撃的だったのは、大学対決。私が初めて大学対決を見たのは、京都大学との対決だった。A4の紙で作った物体の滞空時間を競うという競技。京大の学生は博学さと理論知を発揮して、様々な形の物体を作った。かたや。アイドルグループのすイエんサーガールは、中学高校生の女の子たち。飛行体の知識も理論もなく、流体力学ももちろん知ら