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#26【田村専務インタビュー(前編)】不動産の本質を捉えるブレない軸、タカマツハウス躍進のキーパーソンに迫る

みなさんこんにちは。
毎月、第2・第4火曜日にお届けする「インタビューシリーズ」。
今回はタカマツハウス躍進のキーパーソン、社長に“不動産のスペシャリスト”と言わしめるほど圧倒的な存在感を放つ、田村専務のインタビューをお届けします。その信頼の厚さと豊富な不動産知識、納得の信念も明らかに。不動産業に関わる方、必ず知っておくべき心得は必見です!

【プロフィール】取締役専務執行役員 田村 盛雄(たむら もりお)

【取締役専務執行役員 田村 盛雄】

1960年1月4日生まれ、63歳。新卒から不動産業に携わり40年、本質を極めた目利き力、交渉術、土地の目利力は、右に出る者がいない不動産のスペシャリスト。ブレることを知らないタカマツハウスの支柱。前職、三井住友トラスト不動産では、常務執行役員を経て、2020年3月、創業以来初の役員定年者となる。自らがモデルケースとなり、その社内制度を確立した。その後、同年12月にタカマツハウスに顧問として入社。好きな言葉は、「原理原則」「本質」「正義」。ラーメンとお酒が好き。

【入社経緯】実は、最初お断りしました。入社決断の決め手とは?

-入社の経緯を教えて下さい。
実は最初、お断りした経緯があります。2020年2月頃に、金田常務から初めてお声がけを頂きました。金田常務の前職の上司と、プライベートも含め20年ほど長いお付き合いをさせていただいていて、その繋がりでお声がけ頂きました。ですが、当時まだ役員定年の制度を確立するために、やならければならない責務があったので、お断りしました。
その役割を果たし、役員定年を迎えた2020年3月、世界がコロナ渦に。定年後、1年間は在籍しようと考えていたのですが、コロナ禍で出社もままならない状況だったので、退職を考えるようになりました。一度お断りしていたこともあり、タカマツハウスは頭になかったのですが、ありがたいことに、何社かお声がけを頂いていたので、その中で検討していた頃に、金田常務からタイミングよく再度お声がけを頂きました。最終的に、タカマツハウスに2020年12月に入社しました。

-タカマツハウス入社の決め手は?
入社の決め手になったひとつは、藤原社長の真摯な姿でした。深い間柄ではない私に、今の実績を包み隠さず、見栄を張ったり、オブラートに包んだり、ごまかすことなく、正直に伝えてくださった、その「誠実さ」や「正義感」が、私の信念と合致したような感覚がありました。

決め手になったもうひとつの理由は、スタートアップだったということ。営業はスタートしていたものの、まだ軌道には乗っていない状況だったので、実績を見て、「え?! これだけ? 大変だな。」と、正直思いましたが、逆に私は、それをやり甲斐と感じました。前職もほぼスタートアップのような会社だったので、元々そういうのが好きなんですね、きっと。20代に戻ったような、1からスタートする期待感や高揚感でオファーをお受けしました。

【入社当時の状況】これでは買えない・・・。「買うコツ」から指南!


-入社当初、社内の現状を見て何が必要だと思いましたか?
2020年12月に「顧問」として入社し、しばらく状況を把握するために静観していました。そこで私がまず思ったのは、「これでは、買えない。」でした。体制はできているのに、仕入れ担当者が物件を買えないと思い込んでしまっているように見えました。12月の仕入れは、わずか1件。1月は、ゼロ。そのゼロを見て、逆に私は買えると確信しました。経験の浅い社員ならまだしも、経験のある社員すら買えないと思い込んでしまっていたので、まずは、「買える」という気持ちを植え付けることからはじめました。2月、3月で約35億近く買い、結果、年度初めの4月1日には、60億近くの在庫を持つことができました。「買うコツ」と共に、それに付随したちょっとした見方の変え方や、手続きのスピードアップについても教えました。着々と社員数を増やし、マーケットの良さも後押しして、翌年2021年度は78億、今年度は200億と売上を伸ばし、実績をあげることができました。

【インタビュー風景】

【現在の業務】今やるべきこと。ありがたみとジレンマ


-現在の業務内容を教えて下さい。
「顧問」から、現在は「専務」という肩書きになりましたが、「営業部長」的な業務内容が実際は多いです。1.5億未満の仕入れ時の最終ジャッジも私がしています。ほぼ実際に見て判断しているので、月に150件は物件を見に行きます。1物件に費やす時間は、5〜6分程度。それらの物件について、相談を受ける日々なので、専務としての“本来の業務”が、納得がいくほどできないというのが現状です。

そんな現状ではありますが、新卒から不動産業界で培った経験を活かせるのは、すごく幸せでありがたいことだと思っています。そして私自身、やっぱり営業が好きなんですよね。頼ってきてくれる営業担当の相談に応えてあげたいし、半数は経験がない社員なので、なんとか聞いてあげたい。一生懸命やりたいと頑張っている姿を見ると、受けてあげたい。でもそうすると、それでほぼ手一杯になってしまう。それが今のジレンマです。もうひとり自分が欲しいです。

「専務」としてやりたい“本来の業務”は、不動産業界の生命線である「情報ルート」の強い結びつきをつくること。大手不動産仲介会社とのパイプを強くしていく時間を作りたいです。前職の繋がりを生かし、それができるのが私の強みだとも思っています。引退されていく方も多い中、知っている方がいる今、本当はもっと動けたらと思っています。

【仕事で大切にしていること】小手先の成果ではなく、知っておくべき心得


-仕事をする上で大切にしていることはありますか?
好きな言葉は、「原理原則」「本質」「正義」。それを軸に40年間、働いてきました。営業は、つい目先の成果に目が行きがちになってしまいますが、それよりもっと大切なのは、「不動産のプロとして、お金を頂いて業務を行うことの“本質”である【不動産取引の大原則】をきちんと理解している。」ということだと思っています。成功事例を素直に真似していくだけでは、足りないのです。もちろんそれも大事ではありますが、その前に、ベースがどうあるべきかをわかっていないといけない。例えば、イレギュラーなケースでOKを出す時、確認することがいくつかあるのですが、それも本質を理解していないとジャッチができないのです。目先の利益に飛びついたら、大きな事故が起きる原因にもなりかねません。営業は結果が付き物ではありますが、それだけじゃない。というのを、常に大切にしています。

【今後の展望】スタートアップから中核企業へ。個人の存在価値も追求!


-タカマツハウスの今後の展望を教えて下さい。
会社としては、TCGの中核企業という位置づけに僅か3年でなった今、中核企業としての収益をあげられるような体制に伸ばしていくことが今後の課題です。スタートアップと言われる時期はそろそろ終わりますが、まだまだブラッシュアップしてくことは多くあります。まずは、組織の厚み、そして分譲事業として建物を作り上げる力をつけていくこと。それらのために、既に動き出しています。

個人や社内としては、スタートアップの時期は終わりますが、創立3年の若い会社であることには変わりないので、「会社を強く、大きくしていくこと」=「自分の成長」につながると思っています。社員には、どこにいってもやっていけると思えるように育ってほしい。会社の中だけで通用していた、組織の中だけでうまく立ち回っていた、という小手先のスキルアップではなく、存在価値を認められるような、どこに行ってもやっていける力を持った社員に育ってほしいと願っています。

タカマツハウスはまだ拠点が少ないですが、会社が更に大きくなった時に、その裏では、必ず「信頼」が必要になってきます。グループだから仕事を振るのではなく、「あいつに任せておけば大丈夫! あいつがダメなら仕方ない。」と思い合えるよう、ひとりひとりが成長していってほしい。そういう「個の能力」と「関係性」を育て深めながら、会社を大きくしていきたいです。

【まとめ】

常に本質を捉え、その高い経験知識を惜しみなく社員に注ぎ続ける田村専務のありがたみを改めて感じることができました。専務が取り組みたい本来の仕事をしていただくためにも、成長した姿を見せることで恩返しをしていきたいです。後編では、自由で意外なプライベートに迫ります。お楽しみに!



【お問い合わせ】
この記事は、タカマツハウスの馬場が担当させていただいております。
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