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映画の感想

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観た映画の感想です。不定期更新。
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霧幻鉄道

霧幻鉄道

ポップコーンは買わない。vol.132

予告編あらすじ観光化されているダムにいった時に、ダム建設の歴史を記した資料館があった。そこにはダム建設に伴って埋もれてしまった集落の存在があった。

公共の福祉とはいえ、自分の住んでいるところや故郷を追われるというのは耐え難い苦痛であることは間違いない。

そういった苦しみや闘争というのは悲しいことに当事者でないとわからない。

対象が自分でないとわかった

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ポップコーンは買わない。vol.107

ポップコーンは買わない。vol.107

MINAMATA経済成長の闇、水俣病SDGsの重要性が叫ばれており、それは企業から個人レベルにまで認知が広がりつつある。

特に企業に関しては、達成目標のあれこれを目指しています。あるいは、達成していますということを声高々に謳っているところをしばしば見かける。

でも本当にできているのだろうか?意外と簡単な目標ではないことはよく読めば分かるために、何か履き違えてはいないかと思う部分もある。もちろん

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ポップコーンは買わない派です。vol.26

ポップコーンは買わない派です。vol.26

「最も個人的なことが最も創造的」by Martin Scorsese

予告編あらすじオダギリジョーの長編映画初監督作品で、柄本明が演じる船頭を通して本当の人間らしい生き方を描いた。橋の建設が進むある山村。川岸の小屋に暮らし、村と町を繋ぐため船頭を続けるトイチは、村人の源三が遊びにやってくる時以外は黙々と渡し舟を漕ぐ毎日を送っていた。そんないつもと変わらない日常を送るトイチの前に、ある1人の少女が

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映画エッセイvol.13

映画エッセイvol.13

ねことじいちゃんあらすじ世界的に知られる動物写真家・岩合光昭が初めて映画監督に挑み、ねこまき原作の同名コミックを落語家の立川志の輔主演で実写映画化したヒューマンドラマ。とある小さな島に住む70歳の大吉は、2年前に妻に先立たれて以来、飼い猫のタマと2人きりで暮らしている。生まれ育ったこの島には幼なじみの巌をはじめ多くの友人や猫がおり、穏やかな日常が流れていた。東京で暮らす息子・剛はひとり暮らしの父を

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