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レンズと思考と日々の風景

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私のレンズを通して見えているものや考えているものを,風景と共に散文調でお届けするエッセイと日記の中間のようなものです.
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#毎日続ける習慣

理想の青インク

理想の青インク

青色が好き好きな色を聞かれると,迷いなく青色と答えることができる。
そのため,手帳やカバン,ペンケースなどは青色を選ぶことが多い。
その中でも,万年筆のインクは特に青色ばかりを使っている。
青い文字でメモを取ることが多いため,私のノートやレジュメはいつも真っ青になっている。
今回は,理想的な青色である朝顔というインクを見つけたので,そのお話を。

ちょうどいい青とはまず,青といっても色々とある。

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図書館が苦手な本好きの話

図書館が苦手な本好きの話

図書館という空間図書館と聞くと,一定の温度に保たれ少し暗い,本の匂いがする場所を思い出す。
大きな本棚に,分類ごとに大量の本が整理されて並んでいる。
こうした図書館という空間は,私の好きな雰囲気の場所だ。

本が好きな,また少し暗い場所を好む私にとっては,図書館はある種一つの理想形だろう。
しかし,本を読む空間としては,どうしても苦手に感じてしまう。

昔はよく通っていた昔,特に小学生の頃には,頻

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得意ってどこからなんだろう

得意ってどこからなんだろう

料理が得意?最近,何人かから「料理ってどこから得意なの?」と聞かれる事があった。
話を聞くと,料理をする上で,自分は料理が得意な部類なのか否か,料理が得意な私に聞いてみたという事であった。

確かに,私は料理を得意としているが,何か基準があって料理を得意と言っているわけではない。
作ろうと思ったものはある程度美味しく作る事ができる,そのためおそらく得意な部類だろうという程度だ。

では,得意とは一

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カメラとレンズと新たな機会/2022-2-27

カメラとレンズと新たな機会/2022-2-27

私のカメラ実は,今日カメラを新しく購入した。

実際に届くのはまだだが,FUJIFILMのX-Pro3だ。

そのため,まずは少し今までのカメラ遍歴についてまとめてみたい。

まず,今,私が普段使いしているX100Fは,退院後に私用で必要となって購入したカメラだ。

X100Fは,一眼レフよりも軽いため取り回しがしやすく,写りも十分なコンデジということもあり,今現在も一番実働しているメイン機となっ

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本を買うときの調子あれこれ/2022-2-23

本を買うときの調子あれこれ/2022-2-23

書店に私は現れるよく書店に出現しては大量の本を抱え,大量の本を購入して去っていく私の姿が目撃されている。

一昨日,古本屋にて本を15冊ほど購入したにも関わらず,懲りずに翌日に12冊ほど新品の本を購入するなど,本棚の容量が早くも心配だ。

ちなみに,その際に一本だけ残っていたクルトガダイブと,MDノートのジャーナルも購入。

書店の空気が好きで,行けばよく本を探して彷徨い歩いている。

欲しい本を

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万年筆とペン先の太さ/2022-2-21

万年筆とペン先の太さ/2022-2-21

よく使うペンの太さペンを使う際に,しっくりくる筆記線の太さはどれぐらいだろうか。

私は,ボールペンの場合は0.7か1.0であり,万年筆の場合はM(中字)かB(太字)が多い。

ちなみに,シャープペンは0.7mmが好きなものの,替え芯の入手性とペン本体のバリエーションから,0.5mmを使うことが最も多い。

このように,私は太字のペンを好むようだ。

しかし,最近は,ジェットストリームエッジやオレ

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壁紙の自給自足を試みるために作品と向かい合う/2022-2-20

壁紙の自給自足を試みるために作品と向かい合う/2022-2-20

パソコンの壁紙問題パソコンの壁紙を,自身の作品にしてみたいとふと感じることがある。

標準的に搭載された壁紙は,やはり雰囲気に合うしシンプルなため,ちょうど良い。しかし,何かが物足りない。

そう思い,何度か自身で撮影した写真を壁紙にしてみるが,何かが違う。

主張が強いような,弱いような。地味なような,派手なような。

パソコンの壁紙である以上,パソコンとしての利用には支障をきたさないシンプルな

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硯と書き初め/2022-1-2

硯と書き初め/2022-1-2

元日と二日とでは,どこか空気感が違うように感じる。

年末から元日にかけては祝いの空気感だが,二日になると突如焦燥感に襲われる。

この感覚は私だけなのだろうか。

そんな焦燥感を感じながらも,まだまだ正月には変わりがない。その感覚を誤魔化すためにも何か正月らしいことをしたい。

そうして,今日は硯に向かっていた。

和歌を詠む私は,たまに和歌を詠むことがある。

和歌といっても長歌なども詠むわけ

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