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読書感想文「透明になれなかった僕たちのために」
青春サスペンスの傑作という話でした。
双子として生まれたアリオとユリオ。全く同じ顔、同じ行動の二人だったが、中学生の時にユリオが自殺してしまう。それからアリオは人を殺したいという衝動を抱えながら虚しい日常生活を送る。大学生になったアリオが新歓荒らしをしていると、同じように荒らしを繰り返す美少女、蒼と出会う。彼女に紹介された自分と瓜二つの顔を持つ市堰との出会いによって、ユリオの死の真相と自らの
読書感想文「君が手にするはずだった黄金について」
著者の直木賞受賞後一作目。自身をモデルにした小説家を主人公にした連作短編集。
面白かったです。さすが本屋大賞候補は伊達じゃないと思いました。
1プロローグ
就職活動するにあたって記入しようとしたエントリーシートで「あなたの人生を円グラフで表現してください」という問いでつまずいた主人公。
哲学専攻の主人公が面倒臭すぎてあーあーまたこのタイプか。と思ってしまいました。
2三月十日
同窓会
読書感想文「対怪異アンドロイド開発研究室」
タイトルと設定だけで絶対面白いじゃん!ってなりました。
心霊スポットや怪談の舞台となった場所に超高性能アンドロイドを調査に向かわせる大学の研究室。人間が近づけない極地の活動にロボットを使うように恐怖心を持たず、様々なモニターと「怪異検出AI」を搭載したアンドロイド、「アリス」と研究室メンバーの活躍を描く連作短編集。
怖いといえば怖かったけど、それよりは怪談や怪異を新しい切り口で攻めたのが面白かっ