2022年「信長の大航海時代」各話リンクとあらすじ(不定期連載への変更という重要なお知らせも!)
こんにちは。今回は「信長の大航海時代」の、去年のまとめをここに記します。
まずはちょろっと2021年の振り返りも。
こちらの記事の通り、2021年の2月23日から連載を始めた「人生は50から! 信長公、アフリカへ行く」は、来月下旬でいよいよ3年めに入ります。
note神話部さん、今年からは神話創作文芸部ストーリアさんですね(*^_^*)にての連載を週一に火曜日の朝、温かな交流のもとに続けられたことへ、読んでくださる方々へ、スキやコメントをくださる方々へ、大きな感謝を。
本当にありがとうございます!
2021年に紡いだ神話×歴史ファンタジーの物語のなかで、信長公一行は日の本を離れて済州島へ行きました。
そして2022年に入ってからは澳門や台湾、琉球(沖縄)に、石垣島へと……。悪鬼ファルソディオをなんとかするための、虹の竜を呼ぶ「世界の12の秘宝」を探す、神話と歴史のあわいを行き来するファンタジーの旅が始まっています。
ここから先にに2022年の各話へのリンクとあらすじを地域ごとにまとめて記しましたので、気が向かれましたら、ぜひお読み頂けますと幸いです(*^_^*)
「人生は50から! 信長公、アフリカへ行く」2022年の各話リンクとあらすじ
澳門(マカオ)のお話
澳門に来航した信長公一行を、待っていたのは海の女神媽祖さまと、ポルトガルの守護聖人、聖アントニオさま。聖パウロ大聖堂にいる偽司祭、ファルソディオをなんとかしてほしいと依頼をされます。
ファルソディオのいる市場へ潜入した信長公一行は、茶器と扇とを商人でもある彼に売ることに成功。司祭としての面も持つ彼についていき、聖パウロ大聖堂での闇礼拝を見物しました。そして、その後の武闘にも参加します。
弥助とファルソディオの一騎打ち。しかし悪鬼の姿に変身したファルソディオに完敗、退却をしました。
ファルソディオをなんとかするためには、世界の12の秘宝が必要である、と分かった一行は、聖アントニオさまがこっそり持ってきた地図をもとに、虹の竜を呼び出すための秘宝のひとつを求めて新たに旅を始めるのでした。
三十八話 三十九話 四十話 四十一話 四十二話 四十三話 四十四話 四十五話 四十六話 四十七話
台湾のお話
澳門から台湾への海路は、極めて荒い波の難所を通らなければなりません。どうしたものかと信長公一行が思案をしていると、少年神の哪吒さまが現れて、波の荒さを鎮め、道案内をしてくれることになりました。
哪吒さまが案内した先の、台湾の緑島にて、アミ族のひとびと、巫女ティダルや村長のオラドたちと一行は歌や踊りを通じて交流します。一晩泊めてもらった朝、ティダルは海の神フララクスさまに海中の神殿へとさらわれてしまいました。
ティダルを救いに、海の中の神殿へと急いだ信長公一行と哪吒さま。彼らは、予想に反して、仲良くフララクスさまと談笑をしているティダルを見つけたのでした。たったひとり、神殿にいて寂しかったというフララクスさまのもとへ、ティダルは一日の半分、夜のあいだを嫁ぐことになりました。
一件落着、アミ族のひとびとと哪吒さまの見送りを受けて一行は琉球へと向かいます。
四十八話 四十九話 五十話 五十一話 五十二話 五十三話 五十四話
五十五話 五十六話 五十七話
沖縄(琉球・石垣島)のお話
沖縄の那覇へ寄港した一行を待っていたのは、琉球王国の初代王、舜天公とおとものシーサーたちでした。彼はこの地のガジュマルの精霊、キジムナーに困っているのでなんとかしてほしい、と依頼をします。
シーサーたちとともにキジムナーに困っているという村の外れに行くと、ひとりの村人の家がキジムナー火によって燃えていました。
「もえろもえろ! おいらの森を燃やしたやつらの家なんて!」
その言葉に、かつて寺も城をも、ひとびとをも焼き尽くしたことのある信長公ゆえに気が付くところがあり、シーサーたちとともに家の火を消し止めたのち、一行はキジムナーの話を聞くことにしました。
かつて村のあった地は豊かな森であり、たくさんのキジムナーが住んでいました。しかし村の開発とともに住みかを追われたり、焼かれたりしたキジムナーの怒りが爆発したゆえであったことを知ります。激昂する村人へ、その思いを告げ、諭しますが、家を燃やされた直後の村人はののしるばかり。
一行はキジムナーを船に乗せ、彼のオバケ仲間であるコロポックルのところへ送ることになりました。
事の次第を舜天公に報告し、世界の12の秘宝のことを尋ねると、石垣島にその手がかりがある、といいます。
舜天公の言葉を手がかりに、石垣島へと移った一行を待っていたのは島の英雄、アカハチ公でした。彼は自分との相撲に勝ったなら案内をすると言い、信長公とアカハチ公の砂浜での相撲勝負になります。
互角の相撲ののちに、勝った信長公一行を、アカハチ公は島の鍾乳洞へと導きました。洞くつの奥に、一枚の地図を見つけた一行。緯度だけが書かれたその地図を見て、経度の地図が必要であろう、と目星を付けます。
洞くつを出ようとしたところ、双頭の大きなハブ蛇と遭遇し、襲い掛かってきたのでアカハチ公とともに応戦、倒しました。
その後、ハブ蛇料理をしたところ、料理の煙がおぼろげな双頭の龍の形となり、自分たちは龍神さまとなった元ハブ蛇である、と告げました。
双頭の龍神さまからは、一行のジョアンと助左衛門にそれぞれの神術を授けられました。彼らとアカハチ公の見送りを受け、一行は石垣島をあとにしました。
沖縄に戻り、首尾よく手がかりを見つけたことを知らせた信長公一行を、舜天公はある場所へと連れていきます。そこは、荒れ地に子どもたちが植えたガジュマルの苗があり、今では大人たちも加わって荒れ地を緑の大地へと変えようとしていました。
そのなかから、あの家を燃やされた村人がやって来て、キジムナーの怒りを理解し、わっさいびーたん、と真摯に謝りました。できるだけ早いうちに森を作るから、キジムナーに戻ってきてほしいと。
キジムナーは彼に、いつか沖縄へ戻ることを約束したのでした。
五十八話 五十九話 六十話 六十一話 六十二話 六十三話 六十四話
六十五話 六十六話 六十七話 六十八話 六十九話 七十話
おまけ 2023年に公開したお話
済州島や、澳門や、台湾、琉球、石垣島を旅した一行は、北の地へと向かう前に平戸へ寄港しました。助左衛門の妻となった、まつ姫が待っており、結婚のお礼と報告に壱岐島まで船に自分も乗せてほしいと頼みます。
快諾した一行は、ハネムーン気分でいっぱいの、しあわせな新婚夫婦を見ることになったのでした。(←今ここ)
※ 重要なお知らせ ※
次回、七十三話は2月7日(火)の投稿を予定していたのですが……。学んだことをもとに物語を紡ぐための方向性が作者の私のなかでまだうまく定まらず、1話ずつをもうすこし熟成しつつ書きたい気持ちが強くなってきました。
このため、2月以降は不定期連載とし、更新頻度を下げることに致しました。
次回の投稿がいつになるかはちょいと不明ではありますが、来月には3年めとなります物語を、不定期ながらも、今後ともご愛顧頂けますと幸いです。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
※ 見出しの画像は、ガーデニングミュージアム花遊庭さんのお庭の風景。早くも春のお花がちらほらと咲いて、とても綺麗で。2月末に始まったこの物語にふさわしいと思い、私が撮った1枚をヘッダーにさせていただきました。感謝。
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