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カンボジアで屋台してみた

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#海外

できる理由が1つでもあるなら

できる理由が1つでもあるなら

できる理由が1つでもあるなら、それはできることなのだと思う。

やりたい理由が1つでもあるなら、それはやりたいことなのだと思う。

できない理由は沢山ある私は、海外で一人で屋台をやりたかった。

当時は人に説明できるほどの言語化された理由もなかった。
ただ屋台をやる自分を想像したら、すごく楽しそうに見えたのだ。

でも同時に、できない理由は沢山あった。

まず、英語が話せない。
私はTOEIC 3

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期限を決めること

期限を決めること

私のカンボジア屋台の挑戦は、2ヶ月間でした。

これはカンボジアに行く前、ハルさんに譲ってほしいと交渉していたときから決めていたこと。

外部要因によるものでも私が帰国の期限を5月半ばに設定したのは、友人の結婚式のため。

私が屋台を買うと決めたとき、既に友人の結婚式の日程が決まっていたのです。

一時帰国も考えましたが、その航空券代もお祝儀代も考えると厳しいかなあと感じました。

それに、丁度良

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熱狂とは、静かなものかもしれない

熱狂とは、静かなものかもしれない

台風の目が晴れて風が凪いでいるように。
「熱狂」も、言葉の暑苦しさと裏腹に静かなものなのかもしれない。

そう思ったのは、このツイートからのやりとりがあったから。

熱狂って、静かなの?熱狂。
私は確かに、カンボジア屋台に熱狂しているのかもしれない。

しかし、案外ピンと来ない。

自分の熱狂を1番感じたのは、屋台を引き継ぐことを決意したその瞬間だった。

それくらい、あの瞬間のワクワクとした高揚

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毎日売切れをキープするには

毎日売切れをキープするには

昨日、記事更新ができなかったので、さくっと昨日の振り返り記事を。

最近というか、1ヶ月半営業して2日間以外かな?
私の屋台は毎日売切れです。

本当にこの1か月間くらいは売れ残りが出ていません。

なので、私の頭の中は「売切れが当たり前」スタンスになりました。

売切れにこだわる。売切れにする。今日も売切れだと当たり前に信じる。

営業中は、もう無意識に売切れを信じられるようになりました。

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無意識のうちに、雑な時間を過ごしていないか?

無意識のうちに、雑な時間を過ごしていないか?

カンボジアと日本では、時間の流れる速さが違う。

カンボジアはゆっくり。
日本は素早い。東京は世界有数の素早さだと思う。

元々体感として感じていたこともあるし、よく話される話題だとも思う。

でも。
私は昨日、カンボジアに日本のスピードを持ち込んでしまったと自覚した体験があった。

そんな経験をしたので、是非書き留めておきたいと思う。

ながら行動は当たり前じゃない日本にいると、「○○しなが

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お客様の声は、力になる。

お客様の声は、力になる。

昨日、お店をやっていたら、前日にチキンを8個買ってくれたお姉さんがやってきて

「あたためなおして〜」と来た。

3つ分。5つは食べたの?と聞いたら、「お父さんが2つ、私が3つ食べた」と言う。

正直なところ、大量買いのお客さんが連続で来ることは少ない。
だって、好きなものでも一気に沢山食べたら、しばらくはいいかなって私も思う。

だから、あたためるだけであろうと、また来てくれたことがとても嬉し

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ハルさんが私にくれたもの

ハルさんが私にくれたもの

初代屋台店長のハルさんと私の関係は面白い。

ちょっとした親子のようでもあるし、何年か経って再会しても変わらずに話し始められる親友のようでもあると思っている。

いや、私の一方的な気持ちかもしれないけど。笑
でも多分そう。そんな空気感がある。気がする。

最初は見てるだけだった私は、元々「海外の屋台で働いてみたい」という夢があった。

ある時、twitterをみていたら「カンボジア屋台のはる虎さん

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自分勝手で、いいのだ。

自分勝手で、いいのだ。

「感性を研ぎ澄ます」

私が今回カンボジア行きを決めたときの大きな目的の1つです。
カンボジアに行く前、私は沢山のことを忘れてしまっていたからです。
そして、カンボジアに来てみて、沢山のことを思い出しています。

2年の社会人経験で失ったもの私、失うものなんて無いと思ってました。
社会に出たら、得るものばかりで、面白い日々が待っているだろうと思ってました。

でも、実際とイメージとのGAPは大きか

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