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#モラハラ彼氏

稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――25回

稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――25回

前回はこちら。

1.『かもめ』を背景に

 漸く時系列が最近に近づいてきたが、稲田との再会は2018年冬のことで、時が経つ速さには眩暈がする。正確には、再会は初めてではなく、2014年にも再会している(その時のやり取りは友好的だった)。2018年の夏には、当人とは会っていないものの、うっかり会わせられそうになり、その頃には自分がどういう被害を受けていたのか理解し始めていたので、顔の原型がなくなる

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稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――23回

稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――23回

前回はこちら。

23. 別々の世界線に生きる男との、2つのいざこざ

 人間、生きていれば様々な関係性の中で、誤解したり誤解されたりという経験は誰でもするだろう。相手はこう思っていたが、自分にはそのつもりはなかった。その逆も然り。それどころか、本来、相手と完全に思惑や感情が一致することなど殆どないのだから、誤解や思い込みだらけで生きるというのがスタンダードなのかも知れない。しかし、できればそれは

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稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――22回

前回はこちらです。ちょっと修正。

22. 稲田ぬきの演劇、新しい交際

 さて、随分久しぶりの更新となってしまった。何しろ、憧れのアーティストのネトウヨ化に衝撃を受けたり色々あって、稲田どころではなかった。彼女の家に夕飯を食べに行っていた彼氏が彼女一家にコロナ感染させたというニュースを聞いたときに、ああ、稲田と付き合ってる頃だったらうちもそうなっていたかもなーなんて考えた位である。まあ、流石に私

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稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――21回

※いままで①~⑳まで記号があったのですが予想をはるかに超える長さになったので、おいおい、全部変えていかないといけない運びになりました…今は気力なし。

前回はこちら。

21. 別れに向かって
 ついに稲田とは距離を置くことになり、暫しの穏やかな生活が続いたが何も根本的に事態が変わった訳ではない。きちんと別れ話をしていないし、表面上は穏やかであっても心の中には常に「なんとかはっきりさせないといけな

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稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑲

稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑲

前回はこちらから。

※なお、実は前回の「手巻き寿司パーティー」のタイミングは、冷静に思い出してみると私の記憶違いで、この春公演後だったと思います。というのは、冬の本公演はクリスマスくらいの時期にあるもので、その後は稲田にせよ後輩たちにせよ、下宿組は帰省するからで、そんなことをしている暇はなかったはずだからです。いずれ時間があれば書き直します。そして、例によって繰り返しますが、名前は全て仮名もしく

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稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑱

稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑱

前回は上から。

18. 茶番を続けて、春公演へ・芝居後の茶番
 前回『クロイツェル・ソナタ』について熱く書いたが、だいぶ前の記事でも既にちょっと触れていた。数が多くなってきたので、内容が多少ダブりやすくなってきている。とはいえ、偶々私の記事を読んだ人が他の全部の記事を読むとも思えないから、ちょっと位話がダブってもいいかなーとは感じている。全部読んでくださっている奇特な方がいれば、ちょっと申し訳な

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稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑰

稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑰

※初回から読んでいない方のために…登場する人物は全て実在であり、エピソードは全て実話ですが、モラハラ男稲田については仮名を用いており、他はイニシャルなどです。そして写真には特に意味がありません。

17. 共依存、欺瞞1. たった一日の蒸発旅行
 「行こう」と、突然晴れやかな笑顔で言われて、はっきりそうとは告げられていないものの、なんとなく一緒に死のうのお誘いであることは理解していた。
 今考えれ

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稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑯

稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑯

前回はこちら。

16. 貫けなかった反抗 病気の再発は、すっかり私の根気を挫いた。病気に負けず、挫けずに戦い抜く美談は映画やドキュメンタリーに登場するが、実際、立ち上がろうとする度に足元を掬われていては気力も枯れ果てるし、自分ばかりが不幸な目に遭っているような気もある。「幸いにも」ダブルキャストだから、健康で気力十分、技術も人望もあるOさんがいる以上、私がいなくても舞台は成り立つ……言葉の意味通

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稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑪

稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑪

前回はこちら。

11. モラとイベント 交際相手がいる場合、季節のイベントには色々な形で巻き込まれる。商戦に乗せられていることは自明だが、何も言わずしてバレンタインデーだのクリスマスだのをスルーできる人はあまりいないだろうし、大体は、そういうものは一緒に楽しむべきものということになっているのだろう。

・重複問題
 さて、私は所謂というほどお金と時間をかけているかは微妙だが、小学生からバンギャで

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稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑨

稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑨

前回はこちら。写真に深い意味はありませんが、クロンシュタットにある聖堂です(いや、記事の最後まで読むとちょっとは意味あるか…)。

9. 小さな世界に閉じこもっていたいモラ・モラの帝国

 飽く迄も、私の交際した唯一のモラである稲田がそうだったというだけで、全てのモラがそうとは言えないかも知れないが、少なくとも恋人や配偶者を、自分の縄張りから外に出したくないという感情をモラの皆様はお持ちではないだ

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稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑧

稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑧

前回はこちら。

8. (泣かせた)涙の数だけ強くなれるモラさん モラと関わったことのある人なら、何度か泣かされた経験はあるだろう。勿論、誰かと深く付き合うということは、親子でも友達でも時に不快な出来事を伴うし、泣かせたり泣かされたりすることも少しはあるだろう。だが、何の縁か偶然この記事にたどり着いて、モラハラを対岸の火事だと思っている誰かがいて、その人に今交際相手がいて、二度、三度、四度……と付

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稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑤

稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑤

 ちょっと流れが途切れますが、前回はこちら。

 全ての記事に目次を貼るのはだるいので、間隔を設けつつ記事URLをつなげたツイッターを目次替わりにはっておきます。

5. 閑話休題:モラとの結婚 演劇絡みであったことを書こうと思っていたが、何分自分のメンタル上重いことが色々あったので、ちょっとその辺りを書くのには充電が必要なので、寄り道をしようと思う。「モラとの結婚」というタイトルだが、私はモラど

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稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑫

稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑫

前回はこちら。

12. コース合宿を巡る、モラとの攻防
 既にサークル合宿に関する話はだいぶ最初のほうに書いたが、今回書いておくことにしたのは、私が大学二年から四年までの間にあった、コース合宿に関連するあれこれだ。稲田とは主にサークルに関連したトラブルが多かったが、同じ文学コースの先輩後輩でもあったから、コースのイベントはどうしても共有することになってしまう。初めは、それを先輩後輩カップルで何か

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稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑬

稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑬

前回はこちら。

13. 「なりたかった男」と、再び演劇を これまでの経緯を読んできた方には、概ね稲田が辿った大学生活の道筋は明らかになっていると思う。今回の記事にいきなりたどり着く人もいるかも知れないから、ざっくりと纏めると、一浪して大学に入った私がサークルの新歓で彼と知り合った時、彼は丁度大学五年目のスタートで、その次の年も卒業せず、彼が卒業する年には私は大学三年生だったということである。別れ

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