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東京のベンチャー企業から地方の老舗事業会社にIターン。新規事業開発での気付きや東京から…

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東京のベンチャー企業から地方の老舗事業会社にIターン。新規事業開発での気付きや東京から地方へのIターン経験の備忘録。

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会社員が学びを深めるノート術はコーネル式がいい感じ

新しい職場は大変古くからある業界で、国による決まりもたくさんある規制産業だ。 関連法規も多く、「こういうルールだから」という前提が分からないと仕事の進めようがな…

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2か月前
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組織崩壊を起こしている古巣への哀歌

これまで経験した組織崩壊について抽象化し、極めてフィクションに近しい形で振り返る。 組織はいかにして崩壊したか 採用を増やそう 数年前、過去最高益を記録した古巣…

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1か月前
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出張時の最低限のメイク・スキンケアセットの備忘録

荷物を少なくしたいが人としての体面は保ちたい。 日ごろ化粧をするタイプではある。 しかし、メイクに対する思い入れが少ない身としては、出張時のカバンという限られた…

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1か月前
3

社会人10年目の振り返り:新規事業の立て直し

この春で社会人10年目になった。 ヒヨッコを名乗るにはトウが立っているが、青二才ではある。 海千山千の経験を積んできた50代や60代の先輩方を見ると、どうしようもなく…

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1か月前
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出張の時にドーミーインが取れなかったらどこに泊まるか問題

そもそも宿泊費が高騰しすぎていて、選択肢がないという……。 先日東京に出張した際はビジネスホテルの価格が会社の規定旅費に収まらない金額になっていた。 普段なら場…

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2か月前
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祖業の利益率が悪い問題にイチ会社員はどう向き合うべきか

まだ結論が出ていないが、重大な問題である。 勤め先の祖業は地元ではそこそこの知名度を持っていて、地域の業界でもまあまあの存在感がある。 ただし、全国クラスではほ…

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2か月前
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未経験業界への転職で業界知識を得るためにやるべきこと

これまで3回転職しているが、そのうち2回は未経験業界だ。 この経験を振り返りつつ、業界知識ゼロの段階から、どのように知識を獲得していく方法を備忘録的に残していく。 …

そい
2か月前
2

「斜陽産業」と言われる業界で働く

これまでの職歴を振り返ってみると、斜陽産業→成長市場のニッチ領域→黎明期の市場→斜陽産業(現職)という順で巡ってきた。 斜陽産業に対する個人的な印象は、「成長カー…

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3か月前
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関東平野から海と山の見える街へIターン転職

地元・東京から地方都市へ、ビズリーチを使ってIターン転職した際の備忘録。 予期せぬIターン転職30代半ばに差し掛かろうかというタイミングで、家族の都合によって地元・…

そい
3か月前
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会社員が学びを深めるノート術はコーネル式がいい感じ

会社員が学びを深めるノート術はコーネル式がいい感じ

新しい職場は大変古くからある業界で、国による決まりもたくさんある規制産業だ。
関連法規も多く、「こういうルールだから」という前提が分からないと仕事の進めようがない。
まずはとにかく概観だけでも掴むために、久しぶりに参考書を見ながらノートを作ることにした。

ぶっちゃけノートの取り方とか忘れてるよね問題最後にまともなノートを取ったのは大学時代だ。
基本的に講師の言ったことを逐語的にメモして、講義内容

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組織崩壊を起こしている古巣への哀歌

組織崩壊を起こしている古巣への哀歌

これまで経験した組織崩壊について抽象化し、極めてフィクションに近しい形で振り返る。

組織はいかにして崩壊したか
採用を増やそう

数年前、過去最高益を記録した古巣は絶好調だった。
現場にかかる負担と嵩んでいくサービス残業を見て見ぬふりをしつつの到達点だ。
さすがに反省があったのか、人員を大幅に増やすことにした。

利益を原資に経験豊富な中途社員……ではなく、新卒の社員やジュニアクラスの中途社員を

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出張時の最低限のメイク・スキンケアセットの備忘録

出張時の最低限のメイク・スキンケアセットの備忘録

荷物を少なくしたいが人としての体面は保ちたい。

日ごろ化粧をするタイプではある。
しかし、メイクに対する思い入れが少ない身としては、出張時のカバンという限られたリソースをメイク用品やスキンケアセットに割くことの合理性があまりない。
これらはとにかく嵩張るのだ。

普段使っている化粧水やらクレンジングやらをそのまま持ち出してはPCや書類の行き場がなくなってしまう。
先日の出張ではスキンケアセットの

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社会人10年目の振り返り:新規事業の立て直し

社会人10年目の振り返り:新規事業の立て直し

この春で社会人10年目になった。
ヒヨッコを名乗るにはトウが立っているが、青二才ではある。

海千山千の経験を積んできた50代や60代の先輩方を見ると、どうしようもなく憧れる。
その人間としての厚み、越えてきた修羅場の数にはいつまでも追いつけない気がする。
先人たちが作ってきた歴史に、少しでも何か付け加えられていたらいい。
そんな願いを込めて、一羽の若鶏として、これまで携わってきたあらゆる「立ち上

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出張の時にドーミーインが取れなかったらどこに泊まるか問題

出張の時にドーミーインが取れなかったらどこに泊まるか問題

そもそも宿泊費が高騰しすぎていて、選択肢がないという……。

先日東京に出張した際はビジネスホテルの価格が会社の規定旅費に収まらない金額になっていた。
普段なら場所さえ選べば余裕で宿泊できる金額なのに、今回ばかりはダメだった。
最後の頼みの綱のアパホテルも予算オーバーだった。
カプセルホテルしか選べないのかと絶望したところで、同僚が定宿にしているというホテルを紹介してもらって事なきを得た。

地方

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祖業の利益率が悪い問題にイチ会社員はどう向き合うべきか

祖業の利益率が悪い問題にイチ会社員はどう向き合うべきか

まだ結論が出ていないが、重大な問題である。

勤め先の祖業は地元ではそこそこの知名度を持っていて、地域の業界でもまあまあの存在感がある。
ただし、全国クラスではほぼ無名に近い。

一方で先代だかその前の社長が興した事業は会社の屋台骨となっており、祖業とは別の業界で圧倒的なシェアを誇っている。
では、そのような中でイチ会社員が祖業の方に配属された場合、どのように振る舞うべきなのだろうか。

経済合理

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未経験業界への転職で業界知識を得るためにやるべきこと

未経験業界への転職で業界知識を得るためにやるべきこと

これまで3回転職しているが、そのうち2回は未経験業界だ。
この経験を振り返りつつ、業界知識ゼロの段階から、どのように知識を獲得していく方法を備忘録的に残していく。
企画系の職種や営業経験のある方には役立つかもしれない。

業界知識ゼロからの立ち上げ期まずは転職の選考プロセスの段階で「入社までに勉強しておいた方が良いことはなんですか?」と聞いておくとよい。
面接官として入社後の配属先の上長が出てきた

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「斜陽産業」と言われる業界で働く

「斜陽産業」と言われる業界で働く

これまでの職歴を振り返ってみると、斜陽産業→成長市場のニッチ領域→黎明期の市場→斜陽産業(現職)という順で巡ってきた。
斜陽産業に対する個人的な印象は、「成長カーブは数十年前にピークアウトし、往時の設備投資のおかげでどうにか利益を稼ぎ出している」といったところだろうか。
久しぶりに斜陽産業に戻ってきた記念として(?)、斜陽産業について改めて考えてみたい。

斜陽産業の定義を振り返る「そもそも、斜陽

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関東平野から海と山の見える街へIターン転職

関東平野から海と山の見える街へIターン転職

地元・東京から地方都市へ、ビズリーチを使ってIターン転職した際の備忘録。

予期せぬIターン転職30代半ばに差し掛かろうかというタイミングで、家族の都合によって地元・東京を離れることになった。
生まれてから30年以上暮らした土地から飛び出すことはかなりチャレンジングな選択だった。
とはいえ、留学や転勤で引越ししたことはあったから(その度に東京に戻ったものの)、見知らぬ土地で暮らすことに多少の慣れは

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