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祖業の利益率が悪い問題にイチ会社員はどう向き合うべきか

まだ結論が出ていないが、重大な問題である。

勤め先の祖業は地元ではそこそこの知名度を持っていて、地域の業界でもまあまあの存在感がある。
ただし、全国クラスではほぼ無名に近い。

一方で先代だかその前の社長が興した事業は会社の屋台骨となっており、祖業とは別の業界で圧倒的なシェアを誇っている。
では、そのような中でイチ会社員が祖業の方に配属された場合、どのように振る舞うべきなのだろうか。

経済合理性を考えれば祖業から撤退するのがスジだと思われる。
日経新聞にはこのような記事もあり、なかなか物騒なタイトルがついている。

しかし、個人の観点で見れば、それは自らの食い扶持を失うか、あるいは向いていない仕事に転換することを意味している。

では、どのような行動パターンが考えられるのか。

  1. 勝ち組の事業部にさっさと異動する

  2. 転職する

  3. 祖業の活性化に尽力する

  4. しんがりとして勤め上げる

  5. 先のことは考えずに目の前の仕事を淡々と処理する

今の状況を考えると真っ先に消えるのは2と5の選択肢だ。
辞めるというのは考えづらいし、目先のことしか考えないという在り方は性に合わない。

残るは1か3か4だが、困ったことに祖業で扱っているサービスのことが好きなので、1も選択することくはないだろう。

となると3か4しか残らない。
4はハードな営みになるが、その渦中を体験できることに若干の興味がある。

できれば3でガンガン行きたい。
しかし、これには市場の追い風が必要だ。
そこに風があるか?
否。まったくの凪である。
これは全国的な潮流であり、イチ企業が頑張ったところでどうにもならない問題だ。
ビジネスの神なら死にかけの市場を再生することもできようが、こちとら凡人もいいところである。

というところまで考えて、いつも結論が出ない。
もうすこし事業の解像度が上がれば考えが変わるかもしれない。
その日が来ることを信じて待つことにする。

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