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排泄の声で始まる一日は

胃の中で消化出来ず腐敗してしまったものを吐き出した言葉。

便器に顔を突っ込み、喉に指を入れ、涙を流しながら
きつい酸味のする胃液混じりの吐瀉物の綴った言葉。

毎朝心臓が握られる感触で目覚め、睡眠薬の名残りの中で
安定剤を飲み、それが効き出すまでの
私が私でいられる僅かな時間で書き殴った微かな爪痕の言葉。

蛍光灯のケミカルな冷たい光の中で、虚無の部屋の中で、
焙煎した珈琲の香りだけが私が有機物ということを自覚させ
ニコチンとカフェインが私を覚醒させ、薬がそれを抑え込む言葉。

誰かには救いを求める声に聞こえ、誰かには遺言として受け止め
誰かには自分の言葉に聞こえ、誰かには救われたと感謝される言葉。

私の言葉に私が救いを求め、私が私のための遺言として書き残し
私には私の言葉が既に過去に覚え、私は私の言葉で生き返る言葉。

そんな声が、、言葉が、、血が滲んだ汚物を流して消し去り始まる一日。

メンヘラで引きこもり生活困窮者です、生活保護を申請中です。ガスも止めてスポーツジムで最低限の筋トレとお風呂生活をしています。少しでも食費の足しにしたいのが本音です。生恥を重ねるようで情けないのですがお慰みを切にお願いします。