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「食のビジネス展開の意義と可能性」を共有してみる理由

新年あけましておめでとうございます。

株式会社Smile meal代表の渥美です。

noteで時々、小さな会社の経営についてやワーママの現状、管理栄養士のメディア出演についての現状やポイント等、色々綴りたいことはあるのですが、やはり日々の業務に追われて記事1本で終わった2022年・・・汗

本年はもう少し業務に忙殺されることなく、頭の整理を兼ねたnoteをつづっていきたいと思いますが、今回は新年のご挨拶がてら、弊社の活動の軸でもある食のビジネス展開の意義と可能性を綴ってみようかなと思います。


何故「食のビジネス展開の意義と可能性」を共有したいか


管理栄養士のフィールドや医療現場の方々等、病気に対する食事を提供したり、介護の食を支えたり、子どもの食を提供したり・・という食の役割は、提供される側、する側にも「食の意義」というものが伝わりやすいと思うのですが、
実は毎日何気なく食べている「食」が普段の生活の中で様々な役割を果たし社会に貢献する力を持っています。

「食と健康の提供」を仕事としている弊社の食に対する考え方とミッションを整理し、今まで様々な企業様と関わり感じたこと、プレゼンした内容などを共有することで

「自分はこの角度でもっと食で世の中の役に立つかもしれない」
「自分の会社はこういった役割を果たしているかもしれない。これから、もっとこういうことができるかもしれない」

といった仕事の意義や新たな可能性の気づきのきっかけになる方がいたら嬉しいですし、より良い形で食に関わる人が増えたり、食に関わる仕事を誇りに思う人が増えたら嬉しいので、拙い経験で恐縮ですが、書かせていただけたらと思います。

食を通して「おいしさ」と「笑顔」と「健康」を届ける

これは弊社の柱となる考え、いわゆるミッションです。
管理栄養士が提供する食事って、「これを食べれば健康」とか「病気予防に~・・」といった巷の健康情報的な目線を持たれがちなのですが、食事は栄養素だけではない様々な角度で大きな役割があると考えております。

食がもたらす役割は大きく分けて3つ

1・「おいしさ」
この感情は食事だから得られる最高の喜びです。五感をフルに使って口に入れる前から目と、鼻と、五感が脳を刺激活性し、喜びのホルモンが出てくるのです。体全機能を使って迎え入れ、さらに幸せの感情が沸き立ちます。
この幸せを食材や料理によって様々な形でアプローチできる食事って、素晴らしいですよね。食で「おいしい」を届けるということは、人々の体の隅々まで「幸せと喜び」を届けることができるのです。

ですので食を提供している立場の方は誇るべき職だと思いますし、逆にもし相手の喜ぶ顔を思い浮かべずに仕事をしている方がおりましたら、ぜひとも「喜びが届けられる整理、喜びが見える整理」をすると良いのかなと思います。それはもしかしたら、味の見直しかもしれませんし、お客様の顔を見に行くことなのかもしれませんし、目の前のキッチンをきれいにすることかもしれません。

提供側が喜びを感じられる環境づくりも、モチベーションを保つのに大切なことかもしれません。

とにかく、おいしさを届けるは正義。
1つでも多くのおいしさが届けられれば、幸せの輪が広がります。

1つのおいしさは数々の幸せと喜びをもたらす

2・「笑顔」
食べ物で笑顔を提供できます。笑顔はその人の生活の質を向上させます。人を笑顔にさせる食事のパワーは、大切。1日3回もあるチャンスの食で笑顔をプレゼントできるのは、個人の好きな環境を用意するより、運動から喜びを提供するより、成功体験で人を笑顔にさせるよりもハードルが低いもの。なぜなら生きていくうえで食事の機会は毎日やってくるものだから。人に笑顔を提供しやすい仕事でもあります。

そしてもう1つの視点で、食事は笑顔をもたらす広域な役割があると思っています。
食は自分の笑顔を作るだけではなく、大切な人の笑顔を作ることができるのです。

・自分のための食事で笑顔になる(自分の幸せ)
・誰かのための食事で笑顔をつくる(大切な人を思いやる)
・人と人をつなぐ食事で笑顔をつくる(孤独を防ぐ・地域交流・コミュニケーションツール)

食のもたらす笑顔の効力は、思っている以上に幅広い世界。食や食卓を提供するということは、自分だけではなく、大切な人との心をつなぎ、社会を作ることにもつながるのです。皆さんはどの規模で笑顔を作りますか?大でも、小でも、笑顔を配ることには変わりはありません。

余談ですが私は高校生など学生に講義をする時、これからの人生「食べる」を大切にしてもらいたいことを伝えますが、「好きな人と距離を縮めるのは一緒に食べる、が一番自然に距離を縮められるし。共感や感情も動いて効果的なんだよ」って言っております笑 

食のもたらす笑顔の効力は、思っている以上に幅広い世界

3・「健康」
人は空気と今日食べたもので未来の体を作ります。かといって上記に述べてきたように、栄養素だけがそろえば100パーセント完璧な体を作れるわけでもありません。でも、食べたもの以外で体は構成されないので、食事で健康をサポートすることはできます。

おいしさと健康食は腕次第で共存できます。
(できないのは、力量不足です。)

どんな食事も幸せはもたらすと思いますが、毎日続けるとリスクが上がる食事があるのも事実です。プラスマイナスの自分のものさしを持つだけで食への難しさは減り、そして少しの工夫で同じような料理でも、リスクが高くなる料理にも、健康的な料理にも振ることができます。

そこの工夫が上手なのは腕のある管理栄養士だと思いますので、とびきりおいしくて体にも良い料理の提供をしたい、と考えている企業様がおりましたら、ぜひとも弊社にご相談ください(少々宣伝・・)

食べたもので未来の心と体は作られる


弊社はこの食のもたらす貢献力の中で何ができるのか?を上記のように分解し、

「おいしさ」と「笑顔」と「健康」を届ける

をブレることなく業務に落とし込んでいくことにしました。

食の仕事をしているけど、もっと人や社会への貢献度アピールとして多くの角度が欲しい。必要とされる肉付けがしたい。と思われている方は、ぜひともこの3方向のアプローチを幹として枝葉をつけて活用いただけたらと思います。

食のビジネス展開で見誤ってはいけないと感じること


当たり前ですが会社ならば明確なミッションを。個人でしたら明確な軸となる目標をまずは設定することが大切だと思います。(絶対にブレない信念というやつです)

軸がブレないと全く異なる食事業が展開していっても目的が明確なので社員も間違った方向に舵を切らないのかなと思います。
(逆にやりたいこと、が一番に来ていると軸がなく迷走する方も多いように・・)
自身の仕事がどれだけ社会に良いことをもたらすのか?がはっきりとしていると、仕事へのやる気と誇りも生まれますよね。

ただ食は人と社会を良くする素晴らしいものですが、貢献力に比例して売り上げが上がるわけではないのも事実です。(どちらかと言うと薄利ビジネス?)

大切なのは「食で、何故、誰を、どうしたいのか?」だと思っていて、そしてそれは本当にターゲットとなる人が望み、その人が幸せになることなのか?ギブしたい社会が必要としているものなのか?がマッチすることも重要だと考えております。
(お客様ファーストが全てではないので流行りものを探し続ける旅は軸がブレ続ける沼だと感じますし、向かいたい未来に世の中の目線やニーズが向いていなければ、そこに向かうために、社会を長期に渡って変えていく仕込みも必要になりますよね。。)

自分のエゴに固執するとなかなかうまくいかないかなとも。
そこはいつも俯瞰で、冷静に、作りたい社会をどう実現すると良いのか?
経営者(業務実行者)は常にミッションと目指す未来を掲げながらも
目の前のいばらの道の整理、決断、実行をしていくしかないのかなと思います。

課題が多いジャンルに関わっている方は(特に運営側)食や社会に対する課題がわんさか出てきてもお金につながらない・・といった悩みを持つ方も多いと思います。(特に同業目線で言えば医療や福祉、地域の問題に関わっている方など)国の補助金待ちのみではその業界は元気にならないので、そこに資金を回すためにどんな課題の切り口と手段でお金が集まるビジネスを作れるのか?も大切になってくるのかなと思います。

「食の仕事」は社会に貢献できるステージがびっくりするくらい多岐にわたり詰まっている

食は全世代全環境あらゆる角度から社会貢献ができ、対価が生まれる世界。
その食を通した良い社会づくりをひとつでも多くの企業、個々の方々でつくっていけたらと思うのです。

食のビジネスが与える良い影響を共感できる人が増えればより優しく、良い世の中になるのではないかと思います。

食べ物を通したサービスで、幸せも、明日の自分の体も、人とのつながりも作れるなんて最高ですよね。

本年も一人でも多くの「誰か」の幸せのために。
食べるの幸せを一人でも多くの方に。

食をビジネスにして、幸せを届けていきましょう。

2023年1月
株式会社Smile meal代表取締役 渥美まゆ美


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