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読書

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読書感想文と、本からの引用を含む記事をまとめました。【読書メーター】https://bookmeter.com/users/1337100
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#大学生

スターバックはコーヒーを飲まない哀れな真人間である【読書の記録・3月】

スターバックはコーヒーを飲まない哀れな真人間である【読書の記録・3月】

3月今日までで4タイトル6冊を読んだ。

もう一つくらいいけるかもしれないけれど、満ち足りた気持ちなのでここでまとめておく。

NO RULES / リード・ヘイスティングス, エリン・メイヤー, 土方奈美訳紹介は帯より。

「普通じゃない」経営手法で世界一成功している企業の
「自由と責任の企業文化」を
共同創業者が初めて明かす!

新常態の働き方とマネジメントが凝縮

ネットフリックスが成功し続

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読書の記録・1月

読書の記録・1月

最近noteからご無沙汰だったが、他の方の書き物を見て私もインプットにアウトプットを添えなくては、と思った。

一言くらい残しておかないともったいないかなと。

あらすじ(盛大なネタバレを含む)、引用、手に取ったきっかけや感想などを雑多に綴っている。

天地明察/冲方丁ご紹介いただいていた本をやっと読んだ。

全くこの説明通りの本。ただし夜は寝た。笑

序盤、世継ぎや職業の件で曖昧な立場にありなが

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サイモン・シン著『フェルマーの最終定理』の魅力

サイモン・シン著『フェルマーの最終定理』の魅力

先ほど読書の記録としてリリースした記事でも言及したが、全く魅力、内容が伝わらない記事となってしまった自覚があるので再度言語化を試みた。

きちんと伝えるポイントを意識して書いたつもりだ。

読んで私が感じた魅力を紹介することを目的としたが、この本を読め!というつもりはないので大事なところを隠すような書き方をしていない点にだけ注意いただきたい。

また、始めの章は私の話なので読み飛ばしていただいて構

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読書の記録・2月後半

読書の記録・2月後半

定期化してきた読書の記録。2月後半から3/6まで。

サロメ、フェルマーの最終定理は前回の5冊に関連して。

※内容に踏み込んでいるためネタバレを含みます。

サロメ・ウィンダミア卿夫人の扇/オスカー・ワイルド戯曲。サロメ、ウィンダミア卿夫人の扇、まじめが一番の三作収録。

時代背景と戯曲の形式に馴染めず展開に追いつけなかった部分があった(読解力のなさ...(;´・ω・))。

サロメは原田マハの

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読書の記録・2月

読書の記録・2月

2月もまだ折り返したところだが1月後半から今日までに読んだ本について、簡単な紹介、振り返りと感想をいくつか。

※コンビニ人間だけややネタバレを含む量を書いてあるので注意。3500字程度。

タイトルを見出しにしているので興味のある本のある方、時間のある方は是非。目的を持って書かれたわけではないため何かを与えることはできないと思うが。

十分私のために使ったからってべつにあなたの人生の致命的な損失

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#名刺代わりの小説10選 と選びきれなかった本まで言及

※このTwitterアカウントは読書アカウントではない。

箱推しの作家①森見登美彦森見登美彦さんの作品全体に言えることだが、文体に癖(古語っぽい)があり慣れるまではやや読みにくい。

初めてのもりみーには夜は短し歩けよ乙女を強くオススメする。黒髪の乙女と先輩を追ったキュートでポップな一年間。

筆者は京大農学部卒業で似たようなモチーフ(黒髪の乙女、歯科衛生士のお姉さん、厄介な友人、怪しい宗教サー

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【読書の記録】長いツイートのような回顧録・個人的指向

【読書の記録】長いツイートのような回顧録・個人的指向

久々に記事を書く気になったので軽いツイートと同じ熱量でサラッと書いた。とても他人に読ませるモードにはなっていないのだが、折角書いたので公開しておく。

多分、前に書いたヘンテコな記事と同じように連想ゲームを言葉で記録していく作業。

読書の記録まず、9月に読んだ本のタイトル(日付は自分用の記録で、読了日。)

9/2 戦争と平和1 / トルストイ
9/3にんげんのおへそ / 高峰秀子
9/5戦争と

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【読書感想文】暑い夏に、寒い冬の物語を

【読書感想文】暑い夏に、寒い冬の物語を

好きな作家の本は図書館・本屋で片っ端から手に取りたくなるものだ。少なくとも私は、そういうタイプである。

一つの作品がその時作家の見た世界の描写だとすれば、作品群を読みつくしていく行為はその作家の頭骨の中にある世界を俯瞰して覗き込むことに近くなるはずだ。

単行本として世に出されている以上それ単体で意味を為し、理解可能であることは必要だが、それらに跨って存在する世界観があるのはいいことだ。

そし

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