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ボクたちの冒険07/深夜のブルックリンブリッジを撮る
ボクが「ブルックリンブリッジなめマンハッタンの夜景」を撮りたいと思うようになったのは他でもない。
初めてニューヨークを訪れた23年前に伯母の家のリビングに飾ってあったこの白黒写真を見たからである。おそらく70年代の撮影と思われる。「ブルックリンブリッジなめ」の「なめる」とは撮影用語で「前景に入れる」という意味である。
痺れるほどニューヨークを感じた。以来,この「ブルックリンブリッジなめ」の夜景
旅鉄.without GR051/大曲
夕日のタイミングと合わずに小海線の撮影は不調に終わった。
その帰り道,ほんの20分ほどの道のりなのに,なおみはシートに沈むようにして寝てしまった。疲れているのに無理をしてついて来た。
ふとタローの気配が濃かった。後部座席にずしりと質量を感じた。辺りが不思議な色に包まれている。
マジックアワーって言うヤツかな。精霊が現れる時間だと聞く。胸が苦しくなって車を停めた。山と空だけが明るい。
「どう