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#戦争

国を護り命を守る為に私たちができる事

国を護り命を守る為に私たちができる事



靖国神社が示す国家の思惑

靖国神社の遊就館には、戦死・戦傷病死した帝国陸海軍人の遺影1万点が、遺族の提供によって展示されています。それぞれの遺影には俗名(姓名)に続けて「命(のみこと)」と付けられたネームプレートが添えられ、神として祀られているのです。ご遺族にしてみれば、栄えある名誉なことでしょう。

けれども、その募集は2015年に締め切られており、今からではもう、靖国の神として遺影を祀っ

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反社が世界を支配しているのなら・・・

反社が世界を支配しているのなら・・・

このたび、地元の北鹿新聞に駄文を投稿し、「アパルトヘイト国家イスラエルに連帯するG7(英米仏独伊加日)は反社(反社会的勢力)であり、反社が支配しているのだから世界が狂気に包まれているのも当然だ」と主張し、私たち一人一人がそれぞれの意思決定にあたって自他を共に尊重した【道徳的選択】をすることの重要性を訴えました。

世界は今、宇露戦争やガザ・ジェノサイドをはじめとした暴力の狂気に包まれていますが、新

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チラシ(著作権フリー)

チラシ(著作権フリー)

ガザ・ジェノサイドをやめさせるとともにWW3を阻止することを目指して、私たち市民が分断されずに平和的行動を起こすキッカケとなるよう、チラシを作っています。
ここに原稿をPDFとして公開しますので、ご自由にご活用いただければ幸いです。

試作 A3両面印刷 二つ折り(20240714)

上に張り付けたPDFは、ラクスルの出稿データ基準に沿って製作しております。

Ver.2 A3両面印刷 二つ折り

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善と悪 ~クマとヒトとゴイムと~

善と悪 ~クマとヒトとゴイムと~

地元では、今年もクマの話題が尽きません。いつまたヒトが襲われるかと、気が気でない日々が続きます。とはいえクマが善いの悪いのと言ったところで仕方ないですから、ヒトが天与の理性と感性をはたらかせて、あらたな悲劇を防ぎつつクマとの共生の道を切り拓いていきたいものです。

多様な生物種の一つに過ぎないヒトですが、私たちは他の「種」とは比べものにならないほど大きな影響力をもっています。利害を正当化する善悪の

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戦争の防ぎ方 ~熱狂と無関心が死を招く~

戦争の防ぎ方 ~熱狂と無関心が死を招く~

地元の北鹿新聞に駄文を投稿しました。「軍靴の足音が近づいている」「きな臭い」と感じている方にご高覧頂きたいと願い、許可を得て本文を転載し注釈のリンクを張るとともに、解説を加えました。

恥ずかしながら「武」と「仏」の道を歩む者の端くれとして、多くの方から学び対話を重ねながら戦争を阻止する方法を考え続けた結果、これから述べる7つの事どもを私たち一人一人が常識と捉え【道徳的選択】を積み重ねて行くことが

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心を寄せて

心を寄せて

ガザの惨状に打ちひしがれながら怒りに突き動かされて、イスラエルによる蛮行に反対する思いを地元紙「北鹿新聞」に投稿しました。
許可を得て転載(一部修正)し、長い蛇足を付記してここに投稿します。私たち日本の市民が、世界中の市民と共に立ち上がる事を願って。
なお蛇足の部分には、なぜこうなっているのか、これから何が起きようとしているのか等について、浅学菲才を省みずまとめております。冗長な駄文で恐縮ですが、

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「戦い無き世界を願って」

「戦い無き世界を願って」

 プーチンが悪い。中国が悪い。北朝鮮が悪い。
 日本は、可哀そうなウクライナを応援するとして火薬や砲弾まで輸出すると言い始めていますし、米中に次ぐ世界第三位の軍事大国となる程までに防衛費を増やして抑止力を高めようともしています。

抑止力

 その流れはもはや止めようがないのかもしれませんが、私は異を唱え続けています。先日も、SNSに次のような投稿をしました。

「『抑止力』とは軍事力を背景にした

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ストップ軍国主義 ”戦争は嫌だ!”

ストップ軍国主義 ”戦争は嫌だ!”

タガが外れた政府は、軍国主義に基づいた政策を次々と打ち出すようになってきました。国会も大政翼賛化しているため、政治信条にかかわらずこの国の行く末に強い恐怖を感じている方は少なくないと思います。

けれども大多数の日本人は、抑止力を高めれば戦争は起きないと信じていたり、そもそも日本が戦争に巻き込まれるはずはないと高をくくっていたりと、身近に迫っている危険をいまだ感じていないのかもしれません。

そこ

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武器を支援することは、武力紛争の当事者とみなされるのか。

武器を支援することは、武力紛争の当事者とみなされるのか。

昨年(2022年)5月に、朝日新聞に頼まれて書いたものです。もう主要新聞に書くことは、信頼のおける旧知の記者さんの依頼しか受けませんが。

武器を支援することは、武力紛争の当事者とみなされるのか。

武力紛争を法治する国際法は歴史上二つの考え方でなりたっている。一つは戦端を切る口実を限定した開戦法規。現代のそれは、現状変更のために武力の行使と威嚇を厳禁しながら、個別的・集団的自衛権の行使と国連とし

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施政方針演説を読んで ~第211通常国会(2023年1月)~

施政方針演説を読んで ~第211通常国会(2023年1月)~

読み始めたら突っ込みどころ満載だったので、ついつい呟いていたら凄い量になりました。あらためてnoteにまとめましたのでざっと眺めて頂けたらと存じます。(他にも問題点は多々あろうかと思いますが、国防と日米関係を中心に個人的な問題意識でtweetしました。)

一 はじめに

二 歴史の転換点

三 防衛力の抜本的強化

四 新た強い資本主義

五 子供・子育て政策

六 包摂的な経済社会づくり

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【政府の横暴】が国会を通ったら【国民の総意】となってしまう。戦争しない日本であり続けるために撤回を求めよう!

【政府の横暴】が国会を通ったら【国民の総意】となってしまう。戦争しない日本であり続けるために撤回を求めよう!

 今、日本を取り巻く状況が急激に悪化しています。日本人は、反撃能力をもつことに65%が賛成しているにもかかわらず、74.2%は自衛隊が米軍と共に戦う事に反対なのだそうです。マッチョの後ろに隠れて、震えながら鉄パイプを振り上げているようで滑稽です。この矛盾こそが平和ボケと言われるゆえんでしょう。

 日本は今、国家の存亡にかかわる重大な岐路に立っています。安保3文書をはじめとした様々な【政府の横暴】

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日本人はなぜウクライナを応援するのか

汚すぎる。ミンスク合意は中立な停戦仲介ではなかった。NATO(米国)は、宇の戦力を増強する事を目的に停戦させたのだそうです。停戦期間中にNATOが宇に対して行っていた軍事支援は知っていましたが、まさか停戦交渉自体が茶番だったとは。
 このたびその情報を知ったので、このリードを付記し、末尾に資料を追加して、アップしなおします。
 一人でも多くの方に、この酷い世界の現実を知って頂ければと存じます。(2

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「台湾有事は日本有事」か?     出口戦略から見えてきた過酷な運命

「台湾有事は日本有事」か?     出口戦略から見えてきた過酷な運命

 「台湾有事」の出口戦略は、中国が「敵に教訓を与えた」と宣言して戦争を終結させるように仕向けることなのだそうです。要するに、中国が日本をさんざん叩きまくった上で「思い知ったか。もう手を出すなよ。」と捨て台詞を残して去っていく。アメリカはそんなシナリオを描いているのかもしれません。
 「台湾有事は日本の有事」とよく言われます。最近まで私は「そんなに煽るな」と思っていました。けれどもこの出口戦略を知っ

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