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ひと味ちがうテキスト『ライブ感あふれる 線形代数講義』
今回は2024年2月刊『ライブ感あふれる 線形代数講義』(宇野勝博 著)のご紹介です(内容見本公開中)。
著者の宇野勝博先生は、大阪大学で一般教養の線形代数の講義を長年担当してこられました。本書は、宇野先生の工夫が随所に現れた特徴ある書籍に仕上がっています。
特徴その① です・ます調大学の数学の本というと、「た・である調」による無機質な一人語りのイメージが強く、読む側が置いてけぼりになってしま
『これからの 集合と位相』のすごいところ
数学科には欠かせない知識「集合と位相」。
これまでにもたくさんの好著が上梓されていますが、今回は2022年に裳華房より刊行された『これからの 集合と位相』(梅原雅顕・一木俊助 共著)の「すごいところ」を3つご紹介したいと思います。
すごいところ① 細かいことまできっちり書いてあるたとえば、選択公理の意味、整列集合の意味の丁寧な説明、本文の随所に挿入された小活字の注意など、とにかく隙なく細かいとこ
はじめて関数解析を勉強するならコレ『数学のとびら 関数解析』
2023年10月、シリーズ「数学のとびら」の一冊として『数学のとびら 関数解析 -基本と考え方-』(竹内慎吾著)が刊行されました。
実はこの本、既存の関数解析の入門書では、もっとも敷居が低い書籍だと思われます。
今回は、『数学のとびら 関数解析』のどの辺が初学者におすすめなのか、ご紹介したいと思います。
ポイント① ○○の不等式⁉第1章は「基本的な不等式」と題して、コーシー・シュワルツ、ヤング
『生物学』を、より深く
今回、大学で生物学を学ぶ方のために『新しい教養のための 生物学(改訂版)』を刊行しました。
基礎から解説していますが、生物学を好きな人にとっても十分満足できる内容になっています。
さらにこの本の大きな特色は、著者の赤坂甲治先生自身による講義動画を、49本も公開していることです。
本書の目次はこちらから↓
講義動画の一覧は、こちらをクリック↓
1.講義動画で、効率的な学習を生物学は毎年新しい