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最近の記事

研究者の本棚: 時間を忘れて、一気読みできる本

「読書に夢中になっていて、気づいたら数時間たっていた」という経験をお持ちの方は多いのではないだろうか。このときに得られる多幸感は、他の娯楽では代替できないと思うことがある。 今回は、まさにそんな ”読み始めたら止まらない本” を、北里大学の野島先生に3冊お薦めしていただいた。 ■ 野島 高彦 (のじま たかひこ) 北里大学 一般教育部 准教授。専門は生体高分子。 北里大学では、医療系向けの「化学」の講義を担当している。 ブログやXを活用し、講義情報の発信や、教育教材の提供を

    • ツールとして使いこなす!『理工系学生のための 量子力学・統計力学入門』

      今回は、2023年8月に刊行した書籍『理工系学生のための 量子力学・統計力学入門』をご紹介します。 本書は、書名からもわかる通り、量子力学と統計力学が1冊にまとまった書籍です。 それにもかかわらずとてもコンパクトなのが特長で、「え! この2科目が、こんなにコンパクトにまとまるの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。(どのくらいの厚さなのか気になった方は、書店で要チェックです!) しかし、これこそが本書の魅力。オススメの使い方とあわせて、その魅力をお伝えします。 ツ

      • 最初の1冊にオススメ『物理学レクチャーコース 相対性理論』

        須貝駿貴さんとヨビノリたくみさんの帯が一際目を引く「物理学レクチャーコース」の第3弾となる『熱力学』と『相対性理論』が11月末に刊行しました。 この記事では、『相対性理論』をご紹介したいと思います(『熱力学』は別の記事でご紹介する予定です)。 「特殊相対性理論」だけを解説アインシュタインが提唱したことで有名な相対性理論。相対性理論といえば、一般的には「特殊相対性理論」と「一般相対性理論」の両方を指しますが、本書では、「特殊相対性理論」に限定して解説しています。 特殊相対論

        • 『これからの 集合と位相』のすごいところ

          数学科には欠かせない知識「集合と位相」。 これまでにもたくさんの好著が上梓されていますが、今回は2022年に裳華房より刊行された『これからの 集合と位相』(梅原雅顕・一木俊助 共著)の「すごいところ」を3つご紹介したいと思います。 すごいところ① 細かいことまできっちり書いてあるたとえば、選択公理の意味、整列集合の意味の丁寧な説明、本文の随所に挿入された小活字の注意など、とにかく隙なく細かいところまで配慮されています。 とりわけ本書の大きな特色は、空集合・空写像の取り扱い

        研究者の本棚: 時間を忘れて、一気読みできる本

          はじめて関数解析を勉強するならコレ『数学のとびら 関数解析』

          2023年10月、シリーズ「数学のとびら」の一冊として『数学のとびら 関数解析 -基本と考え方-』(竹内慎吾著)が刊行されました。 実はこの本、既存の関数解析の入門書では、もっとも敷居が低い書籍だと思われます。 今回は、『数学のとびら 関数解析』のどの辺が初学者におすすめなのか、ご紹介したいと思います。 ポイント① ○○の不等式⁉第1章は「基本的な不等式」と題して、コーシー・シュワルツ、ヤング、ミンコフスキーなど、関数解析で頻繁に使われる不等式とその証明がまとめられていま

          はじめて関数解析を勉強するならコレ『数学のとびら 関数解析』

          『基本群と被覆空間』イチ推しポイント

          佐藤隆夫先生による『基本群と被覆空間』が、2023年11月中旬に刊行されました。(内容見本公開中です) トポロジー(位相幾何)を勉強する場合、「ホモロジー論」から入るか、「基本群」から入るかの二択になりますが、本書はこのうち、後者の「基本群」と、その延長線上の「被覆空間」の理論を詳しく解説するものです。 実は、「基本群と被覆空間」というタイトルの和書は(意外とありそうですが)本書が初めてのようです。 今回はこの本のイチ推しポイントをご紹介します。 ポイント① 丁寧でき

          『基本群と被覆空間』イチ推しポイント

          『生物学』を、より深く

          今回、大学で生物学を学ぶ方のために『新しい教養のための 生物学(改訂版)』を刊行しました。 基礎から解説していますが、生物学を好きな人にとっても十分満足できる内容になっています。 さらにこの本の大きな特色は、著者の赤坂甲治先生自身による講義動画を、49本も公開していることです。 本書の目次はこちらから↓ 講義動画の一覧は、こちらをクリック↓ 1.講義動画で、効率的な学習を生物学は毎年新しい研究や発見があり、日進月歩で発展している学問なので、とくに近年、授業時間の中で

          『生物学』を、より深く

          『食虫植物』の魅力を、存分に。

          (更新: この記事は 2023年12月14日に、パラワン島の動画を追加しました) 今回は、『食虫植物 ー多様性と進化ー』(長谷部光泰 著)を紹介します。収録された写真と図は、なんと2000枚以上! 著者渾身の一作となっています。 著者である長谷部先生から、本が完成した記念に「ウツボカズラ」の標本をいただきました! 貴重な標本を、動画でどうぞ↓ 記事の後半には、ウツボカズラにまつわる長谷部先生のエピソードがありますので、ぜひ最後までお読みください! 本書の目次はこちらから

          『食虫植物』の魅力を、存分に。

          『物性化学』を学ぶならこの一冊

          今回は『物性化学  ―分子性物質の理解のために―』を紹介します。表題どおり、「物性化学を学ぶならこの一冊」といわれるにふさわしい仕上がりとなっています! 詳しい目次はこちらからどうぞ↓ 1.読者対象本書は、物性化学の基礎教科書です。図が多く、物性化学の理解に最低限必要な量子化学も少し含めています。敷居は低く、初学者に最適です。 大学生や大学院生はもちろん、「基礎から学び直したい」という社会人(研究者・技術者)にもお薦めです。  2.本書の特長特長①:統一的な解説 物性化

          『物性化学』を学ぶならこの一冊

          新刊を紹介します☆『医療・看護系のための やさしく学べる化学』

          『医療・看護系のための やさしく学べる化学』(野島高彦 著)を紹介します。この本は、大学1年生向けの 基礎化学 の教科書です。 この記事では、編集者のおすすめポイントを紹介しています。 本書の概要や目次はこちらからどうぞ↓ 1.こんな本です!読者対象: 医療・看護系の大学生、専門学校生 本書は将来、医療従事者として活躍する大学生・専門学校生を対象とした、基礎化学の教科書です。 高校の「化学基礎」や「化学」で苦労した経験があっても大丈夫。むしろそういう方が、安心して学べるよ

          新刊を紹介します☆『医療・看護系のための やさしく学べる化学』

          裳華房 編集部です

          裳華房(ショウカボウ)と読みます。開業1895年。 東京にある小さな出版社です。 このたび、noteをはじめました! どんな会社?大学生向けの、自然科学(数学・物理・化学・生物)の教科書を出版しています。 良質な本づくりを目指し、精進しています。 梅のマークが目印です!東京での開業は1895年(明治28年)ですが、江戸時代に仙台で出版活動を行っていた記録があり、現存する出版社では2番目に古いとかなんとか・・・。 社名である ”裳華房” は、襟裳岬の ”裳” が入っているか

          裳華房 編集部です