『物性化学』を学ぶならこの一冊
今回は『物性化学 ―分子性物質の理解のために―』を紹介します。表題どおり、「物性化学を学ぶならこの一冊」といわれるにふさわしい仕上がりとなっています!
詳しい目次はこちらからどうぞ↓
1.読者対象
本書は、物性化学の基礎教科書です。図が多く、物性化学の理解に最低限必要な量子化学も少し含めています。敷居は低く、初学者に最適です。
大学生や大学院生はもちろん、「基礎から学び直したい」という社会人(研究者・技術者)にもお薦めです。
2.本書の特長
特長①:統一的な解説
物性化学では、「電子の動き」と「電子構造」に注目することが大事!ということで、本書ではさまざまな物性を、この2つのポイントに絞って統一的に解説しています。
電子構造の図も豊富に入れましたので、より理解が進むことと思います!
特長②:30編にもおよぶコラム
本を作る際、「コラムは1章に1つ」と設定することが多いのですが、本書は9章立てで、なんとコラムは30編以上! 読んでいて面白い話題から、痒いところに手が届くものまで、さまざまなものを取り上げました。
3.”物性化学”の魅力を伝える
著者である菅原先生は、「わかりやすい表現」に徹底的にこだわり、編集部との校正作業はかなり綿密に行いました。また、査読を数名の先生にお願いし、記述の正確性にも万全を期しました。
完成まで時間はかかりましたが、自信を持ってお届けできる仕上がりとなっています。
最後に、まえがきの一部をご紹介します。
筆者は学生時代、物性化学の研究をしていたためか、この部分がとてもしっくり来たのですが・・・皆様はいかがでしょうか?
(分子のつぶやきが聞こえるレベルには到達できませんでしたが・・・本書が私の学生時代にあれば、また違ったかな?)
ぜひご覧いただけると嬉しいです。
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