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俺だって強くなりたくて…~加古川振り返り~
帰りの新幹線でこの文章を書いている。
この時間帯で新幹線に乗るつもりはさらさら無かった。当然だ。俺は個人戦に出ると決めたら毎度泣きの1回のつもりで出ることにしている。ノー勉で個人戦に出るようになった時が「将棋指し」として俺が死ぬ時だ。
加古川には2年前に出て、去年はパスした。自分の中で将棋に納得がいかなかったからだ。2年前出場した時もそれ相応の準備をしたし、1局目で倒したい相手に勝てた。準備した
AIの絡む戦術論(将棋編)
私のことを知らない人も多いかと思うので、まずは自己紹介から行きます。
私の棋歴としては、5歳から将棋を始めて今年で20年になる25歳の元奨励会初段です。
奨励会を退会してからアマチュアの大きな大会にはあまり参加しておりませんが、過去に加古川清流戦アマ予選でベスト4(プロ公式戦まであと2勝)と、朝日アマの全国ベスト16(プロ公式戦まであと1勝)という結果が出ています。
また、今は閉店となってしまい
加古川青流戦振り返り③
前回の続き
※↑注意書きを忘れてましたが、文章が荒いのでご了承下さい。
いきなり突拍子も無いことを書く。
この文章を読んでいる人の中に、「将棋で他人の人生を奪ったことのある人」はどれくらいいるのだろうか。「俺」は2回ある。当日編の文章は、そういう気持ちで読んで欲しいのだ。
1回戦の組み合わせが決まった。目の前に座った相手は、アマチュア棋界についてあまり詳しくない私でも知っているくらいの超有
加古川青流戦振り返り②
前回の続き。
将棋の勉強を再開するにあたって、まず手始めにすべきことは何なのか…。
私には実質的に3年のブランクがあった。会社員時代に参加した職団戦、トリプルカップ。そして去年の10月に出たシモキタ名人戦では大会直前にちょろっとスパーリングした程度であった。
会社員時代はセンターでの席主業務の一環として、奨励会試験を受ける少年たちとぶつかり稽古をやっていた。また、辞めてからのブランクもまだ短
加古川青流戦振り返り①
※気持ちが冷めた状態で書くのもなんか違うなと思い、当日の夜中に書いてます。それなりに荒っぽい文章になるでしょうがご了承下さい。
1月29日。「俺」を完全復活させる日が来た。今日の為にアルバイトを1ヶ月丸々休ませてもらって、ほとんどの時間をこの日のことだけを考えて過ごした。修行時代ですら準備期間は大抵2週間だというのに今回は倍だ。なけなしの旅費を握りしめて新幹線に乗った。
今回の加古川青流戦に参
毎年この季節になると
あっという間に今年も残り一月半になってしまった。思えば、この一年まるっきり何も進歩していないし、何か新しいことを始めるどころか始めようとすらしていない。空白に近い一年だったと思う。
丁度今から三年と少し前、12月の中頃。実質的に私は奨励会を退会した。実質的にと言ったのは、一応その年度の3月まで在籍だけしていたからだ。今にしてみれば、辞めるに辞めきれなくなってしまっていたのだろう。毎年冬が近くなる
あらためて思ったこと
最近本当に将棋から離れてしまった。
しれっと2週間前に「シモキタ名人戦」に参加したっきり、Abemaトーナメントやライブ中継すらも見ない始末。将棋の神様がもしいるなら、真っ先に見放されそうな感じである。
そんな中、あるニュースを耳にした。なんでも「元奨励会員によるソフト指し」ということで、かなり炎上もしてるらしい。
完全に外野の立場である私が、わざわざ何か説教じみた事を書くつもりは全くないの
現役奨励会員とVSしてきた
こんにちは。せきしゅです。
先日、現役奨励会二段の弟がどういう風の吹き回しかVSを誘ってくれたので指すことになりました。今回はその日の対局の中から内容が良かったものを選んで紹介したいと思います。
また、この将棋は彼独特の序盤研究が世に出てしまうので、もしかしたら今後、彼にとって例会の結果に不都合が出てしまう可能性もありますので、有料記事とさせてください。個人的には「面白いことを考えたな」と思っ