いたいのとんでけ

いつからか、一体今まで何のための人生だったかと塞ぎ込むことが増えた。

起きれない朝に眠れない夜
途切れない悩みで失せた気力

ゴールや目的を失ってまで自分や世間体を保つのが辛くて仕方ない。なにもしたくない。文章にしている今もうんざりしている。

死にたくないけど生きたくない

病院の先生から紙を貰う。生まれてから死ぬまで絶対縁が無いと思っていたし、五月の時点でその病気になってしまった自分が嫌いになる。

「誰かのために将棋を指そう」
何故奨励会を辞めてすぐの頃、センターで席主をやっていた時そんなことを思えたのか、今の自分には不思議でしょうがない。どうやって立ち直ったのか記憶にない。側に将棋があったから、将棋を指すのが仕事だったからなのだろうか。
20年将棋をやってきて、席主としての力量は全然だったけど、それでも将棋を通して伝えたかったことはそれなりに伝わったと自負はしている。実際に何人か奨励会にも入った(もっとも、本人が努力したからだが)。いろいろあったけど、結果として彼らの成長は心の栄養になっていたのかな。

前職を辞めて今の職場に就くまでの2年半、将棋関係の人とはほぼ音信不通で、時々生存確認されたりもしたっけな。お金は大して稼げなかったけど、毎日遊んで、お酒を呑んだり麻雀して…。

明日また会いたい
自分の友人にはそう思える人が沢山いる。
時には「俺はやる」って気持ちにさせてくれたりもする。ジャンルや道は違えど、変えたくないものを芯に持ってる。
睡眠薬がないと夜もまともに眠れなくなってしまったこんな僕に、10秒将棋で軽く稽古をつけてくれたりとかね笑

そんな素晴らしい友人ばっかりなのに、みんな大好きなのに、今の自分の状態が情けなくてやっぱり自分のことだけ好きになれない。

ゴールが見えない。人生にもこの文章にも。
何をしたらいいのだろう。
どうやって生きていけばいいのだろう。
幸せになることが果たして人生の目的なのか。
どこを目指して生きて行けば良いのか、漠然とした不安と毎晩にらめっこするのもいい加減疲れてきた。少ない貯金で時間稼ぎしてきたが、5ヶ月経っても結論は出ないままだ。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?