マガジンのカバー画像

発明の成功と失敗(実話)

12
私、発明家野良が25年前から一人メーカーとして自分で考え商品化した製品の開発裏話や失敗談などをご紹介します。グッドデザイン賞やベンチャーフェアでの受賞歴あり。
運営しているクリエイター

記事一覧

冷却ペットボトルカバー 500ml用

冷却ペットボトルカバー 500ml用

Makuakeにて4000個以上売れました。

冷却ペットボトルカバー 500ml用をMakuakeにて商品化してみました。結果は4000個以上売れました。

これは水分が蒸発するとき奪う気化熱でペットボトルを冷却します。

6~10℃程度外気温より冷えます。

ツールドのと400に出場したときボトル内がお湯になったので何とか電源の無いところでも水が飲めないものかと思い発明し特許登録しました。

もっとみる
カーブミラーはなぜ曇るのか(2) ”空気吸込式”

カーブミラーはなぜ曇るのか(2) ”空気吸込式”

この話は、このあと現在(2019年)も続いている開発ストーリーの始まりです。

概要
 1993年の何月だったか忘れましたが、当時務めていた会社へあるカーブミラーメーカーの営業マンが来ました。目的は、結露と霜が付かないカーブミラーを開発できないかとのことです。そのときすでに対策した製品は3種類ありました。
 そして、結露予知センサーを開発し”特願平06-091229”を出願しました。しかし、この方

もっとみる
冷却スポーツウェア

冷却スポーツウェア

目次
1.概要
2.冷却性能の確認
3.測定データの説明
4.試作品の製作
5.ツールド・のと400に出場
6.発明くふう展
7.特許について
8特許の営業
-------------------------------
9.特許営業の秘訣(特許の売り方)
10.企業訪問
・株式会社ドーム
・伊藤忠商事株式会社
・株式会社ゴールドウィン
・グンゼ株式会社
・小矢部市のニット製品製造会社

1.概要

もっとみる

始めるときは、今をやめるから。

いろいろな分野でメーカーをやってきました。

そこでコツのようなものを一つつかみました。

新たな分野に挑戦するとき今やっていることをやめる事が先です。

今の売上に上積みすればよいという人もいますが、やってみれば分かります。毎日作業を行っていれば新たな分野へ挑戦する余裕は生まれません。

そこで私は次に挑戦しようと思ったら今の仕事をやめます。事業譲渡であったり特許譲渡を行います。一旦売上がゼロに

もっとみる
発明とは未来予知である。

発明とは未来予知である。

近い将来売れる物を考える事が出来るのであれば未来予知が可能です。

ということは株式投資でも負けないということです。

ほんとうにそうなのか25年前から実験しています。

昨年久しぶりに5日間だけやってみました。結果は5%増えました。

以前の性能は鈍っていないようです。

実は私(発明家野良)は30歳以降株式投資で負けたことがないのです。

通常半年で2倍になります。

買って翌日2%の利益で売

もっとみる
石川ブランドに応募しました。

石川ブランドに応募しました。

石川ブランド優秀新製品に認定されるよう応募しました。
6月末に審査会です。
石川ブランドは15回くらい受賞していると思います。
今回応募は5年ぶりくらいになると思います。
販売するのであれば受賞歴はあった方が良いと思います。

受け売りコンサルタントと創業社長

受け売りコンサルタントと創業社長

たくさん本を読んで知識を蓄えると百科事典ができます。

それでビジネスが成功するのなら倒産する会社は無いでしょう。知識は少ないより多い方がいいと思います。

私はほとんど本を読みません。最後まで読める本とは10年に1冊程度しか出会いません。それもノンフィクションです。

身につく勉強とは実体験だと思います。その実体験を得るためにどれだけ時間とお金を使ったのか、また効率の良い使い方をしたのかが問題だ

もっとみる
インシュレーターの桐箱ができました。

インシュレーターの桐箱ができました。

先日から作っていたインシュレーターの桐箱ができました。
製品が木製なので箱も桐箱にしました。
6月は審査会があります。
パッケージも大事です。
https://shlomo.jp/
#発明家 #発明家野良 #インシュレーター

硬くて軽い物で吸音する方法

硬くて軽い物で吸音する方法

概要
 トランペットを練習するため防音室を作ろうと思いました。YAMAHA製は高性能ですが重くて高価です。段ボールで作った”だんぼっち”という商品は性能がよくありません。そこで、軽量でYAMAHA並の性能を持った吸音防音パネルを作ろうと思いました。音をとめるくらい紙で十分だろうと思い開発した物が今回ご紹介する紙製吸音パネルです。この開発ストーリーです。

1.吸音方法の発明
 紙で新たな吸音方法を

もっとみる
冷却ドリンクボトルカバー

冷却ドリンクボトルカバー

1.概要
 2012年、”ツールド・のと400”に出場しました。3日間で能登半島を一周し400km以上走る自転車競技です。ツールド・のと400には毎年出場していましたが、この年は炎天下が続き最高気温が3日間通して36℃~37℃でした。ドリンクボトルの水は風呂のお湯みたいになり清涼感がありません。
 道路沿いの自販機も売り切れ続出で山に入ると水分補給がままなりません。そこで、電気を使わずに簡単にいつ

もっとみる
カーブミラーはなぜ曇るのか(1) ”結露予知センサー開発”

カーブミラーはなぜ曇るのか(1) ”結露予知センサー開発”

この話は、現在(2019年)も続いている開発ストーリーの始まりです。

概要
 1993年の何月だったか忘れましたが、当時務めていた会社へあるカーブミラーメーカーの営業マンが来ました。目的は、結露と霜が付かないカーブミラーを開発できないかとのことです。そのときすでに対策した製品は3種類ありました。

・蓄熱材内蔵タイプ
・ヒーター内蔵タイプ
・光触媒を塗布したタイプ

1.放射冷却とは何ぞや
 放

もっとみる
1億円を初年度一人で売上げた商品企画(実話)

1億円を初年度一人で売上げた商品企画(実話)

 会社都合の解雇をきっかけに翌年一人で1億円売り上げた実話です。
”お金に困ったら売れる物を作って売ればいい” を実践してみました。
お金無し、取引先無し、人脈無し、製品無しという何も無い状態から初年度1億円を売り上げた実話です。
 そのとき開発したのがコードレス信号機です。道路工事の片側交互通行時によく見かける”待ち時間表示付き仮設信号機”を日本で最初に製品化した実話です。
同じ事をすれば同じ結

もっとみる