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#140字小説『地産地消の恋』/お題:山菜の日/Xへポスト3/31

2024年3月にX(旧Twitterと呼ばざるを得ない)へポストした
140字小説を紹介します

※改行などは、Xへポスト時点より修正している場合があります。

『地産地消の恋』

地産地消を謳う食堂で、山菜そばを注文した。
「同じ値段なら肉そばの方が得じゃねぇ?」
滋味を感じられない貧しい舌の方が損している。
三年前に初デートで来たことも、山菜そばを「おいしいね」と一緒に食べたことも忘れている彼。
この地で産まれた恋ならば、ここで消えるのもいいかもしれない。

2024年3月31日作

◆3月31日は「山菜の日」なので
 自主お題として創作しました。

山形県西村山郡西川町にある山菜料理の「出羽屋」が制定したそうです。
日付は雪の多い山形県西川町では春の山菜が待ち遠しいこともあり、
3月の最終日のこの日から「春ですよ」との合図を込めるとともに、
「3(さん)3(さ)1(い)=山菜」と読める語呂合わせから。
多くの人においしい山菜の食べ方、保存方法、加工食品などについて知って
いただくのが目的のようですよ。

★Xのアカウント:想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
 #今日は何の日 タグを付けて、投稿(ポスト)したものです。

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◆同じく、Xにポストした140字小説を紹介した記事はこちら。↓

◆3月31日は「オーケストラの日」でもあるので、2023年に創作した
 140字小説『調和』を含む3作品まとめ記事を紹介します。
 1話につき30秒程度で読了可能だと思うので、ぜひご一読ください。↓


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