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【呼吸と体幹機能】横隔膜と腹筋群の働きからピラティス・運動療法を考える!

呼吸と体幹機能という切っても切り離せないほど関係している呼吸と体幹機能ですが、安静時呼吸で重要になってくる「横隔膜」と体幹機能として「腹筋群」の働きがどの様にリンクしているのかという部分を解説していきます。

実際に運動療法やピラティスでも活用できる内容になると思いますので、理論的な内容から実際のエクササイズまで参考にして取り入れて頂ければと思います。

横隔膜は鍛えられない

横隔膜と腹筋群の働き

自分の臨床経験としても言えることですが、「呼吸機能に問題がある人は体幹機能にも問題があり、その逆も然りです」。

これは例外なく言えると感じており、場面に適当した呼吸ができていないのに、体幹機能に何も問題がないというケースを今まで見たことがありません。

横隔膜の特徴としてですが、安静時呼吸では頸部や胸部の筋群を代償的に使う呼吸ではなく、横隔膜を吸気筋群として活用したいところです。

・横隔膜は弱くなっているから鍛えるとか。
・横隔膜が固くなっているからマッサージするとか。
・横隔膜を使うことを意識して呼吸をするとか。

SNSなどではそういった内容を見かけることがありますが、基本的に横隔膜は「固有受容器が少ない組織」であることが特徴になるため、横隔膜に対して意図的に鍛えるとか解すとかではなく、横隔膜が使える環境に変えることやポジションを整えることが横隔膜呼吸を促す上では重要になってきます。

そのため、横隔膜をまず活用できる呼吸になるためには、横隔膜そのものへのアプローチや横隔膜を意識してどうこうすることを考えるのではなく、横隔膜が活用できる環境とはどういった環境なのか??

という部分を考えたアプローチが必要になってくるとも言えるわけです。


横隔膜呼吸ができる環境とは?

横隔膜呼吸ができる環境とは?

横隔膜を使った呼吸パターンをまず獲得するために欠かせないこととして、呼吸における吸気と呼気の中でも息を吐き切れることが欠かせないです。

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