耳の聴こえないお客様に追記してほしくて、とっさに出た手話は、noteのスキで出会った『ありがとう』だった
いつものように仕事をしていたら『耳が聴こえません。筆談でお願いします』というカードを持ったお客様が現れました。
筆談にて対応し、必要書類に記入いただきました。
その方がご記入し終わった書類を確認すると、ある項目にレ点チェックがついていたため、さらに別の書類に記載をお願いしなければならなくなりました。
耳が聴こえる方には
「こちらの書類にもご記載をお願いいたします」
と声かけをいたしますが、今、目の前にいるお客様は耳が聴こえません。
しかも、コロナ禍でお互いガッツリとマスクをしているため、お客様はわたしの口の動きを読むこともできません。
また、表現力が乏しいわたしの目だけで、相手にサインを送る自信もありません。
でも、手招きや手をブンブン振るのも、お客様に対して失礼なような気もしました。かと言って、紙とペンを再び用意して筆談で呼び掛ける時間もありません。
(どうしよう、どうしよう。お客様が踵を返してしまう)
そのとき、咄嗟に取った行動が、手話で
「ありがとう」
でした。途端に、お客様の表情がパーッと明るくなったのは気のせいではないはずです。
お客様は『ありがとう』の言葉が嬉しかったのかもしれません。
また、わたしが手話を使える人間だと思ったのかもしれません。
しかし、わたしはまったくと言って言いほど手話が使えません。唯一知ってる手話が≪ありがとう≫だけだったのです。
慌てて別の書類を用意すると、お客様は察してくれて、次の書類にも記載してくださいました。
ところで、なぜ、≪ありがとう≫の手話だけは知っていたのでしょうか。
それは、note上で知り合ったさんさん(ワーパパ)さんの≪スキ≫のお陰でした。
さんさん(ワーパパ)さんの記事にスキ(ハートマーク)をクリックすると、
可愛い男の子が現れて、手話でありがとうを表現する方法を教えてくれます。
さんさん(ワーパパ)さんの記事に数十回、もしかしたら、100回以上スキをしているので、手話でありがとうをする男の子の画像が脳裏に焼きついたのかもしれません(画像は、さんさん(ワーパパ)さんから勝手にお借りしました。すみません)。
外国語も、堪能に話せなくても、せめて『ありがとう』だけでも知っていて、それを相手に言えた方が良いように、手話もありがとうがまずはいちばん大切な言葉なのかもしれません。
それは『ありがとう』は、感謝する気持ちを相手に伝えられるだけでなく、『声や音が聴こえないあなたの世界にも興味があります。知りたいです』という気持ちを、相手に伝えられるからかもしれません。
さんさん(ワーパパ)さん、ありがとう!!ございます。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
スキ(ハートマーク)をクリックしてくださると嬉しいです。
但し、わたしにスキをつけてくださっても、そのスキからは有益な情報は得られません。あしからず。
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