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随筆

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メインのエッセイをまとめています。
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2023年5月の記事一覧

好きなプロ野球チームのこと

好きなプロ野球チームのこと

お立ち寄り頂きありがとうございます。
さて、私には贔屓のプロ野球チームがあります。でも、そこまで詳しいわけでもありません。それでも、そのチームのファンです。何故か。答えは簡単です。父がそのチームのファンだからです。

小学生の頃、どういう状況だったのかは忘れてしまいましたが、父がライオンズファンであることを知りました。ちなみに母はホークスのファンだと言っていました。まだ幼い弟は、バファローズに興味

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初夏のきらきら

初夏のきらきら

お立ち寄り頂きありがとうございます。
下書きのストックが尽きかけていて焦りました。父が退院してから、少しサポートの体制が変わったりもしたので、以前よりちょっと忙しくしていて、文章を綴る時間があまり取れません。

そんな風にばたばたしている間に、初夏もそろそろ終わりそうです。歳時記を意識した生活から、また少し離れています。そろそろ梅雨がやってきますね。

初夏の光は、他のどの季節よりもきらきらしてい

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俳句を始めたときのこと

俳句を始めたときのこと

お立ち寄り頂きありがとうございます。
今回は、覚えている限りで、俳句を始めたきっかけを残しておきたいと思います。

メモ帳の日付の記録があるので、間違いなく、私が俳句を始めた日は2022年の12月18日です。その少し前に、「俳句をやってみよう」と思い立ったのだと思いますが、はっきりとした動機が薄れてきています。
教科書になるものが欲しいと思って、Amazonで入門書を探して注文したので、その記録も

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学校と私 2

学校と私 2

お立ち寄り頂きありがとうございます。
今回はまた少し、かつての私の不登校のことを書いてみたいと思います。
因みに最初の躓きについてはこちらです。

二度目の躓きは、中学校一年の六月でした。周囲には必死で「わからない、わからない」と理由を隠していましたが――いえ、実際当時は本当に、自分でもわかりませんでした――今頃になって思い当たるのは、試験だと思います。期末試験を間近に控え、私は学校に行けなくなり

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新たに知った一面のこと

新たに知った一面のこと

お立ち寄り頂きありがとうございます。
今回のヘッダーは、ギャラリーよりmitomok様のお写真をお借りしております。ありがとうございます。
タコライスのお話を書きたかったのですが、私が撮ったものは光の加減であまり美味しそうに見えなかったので、美味しそうなお写真をお借りしました。

というわけで、今日はタコライスのお話です。「新たに知った一面」というのは、これまで知らなかった父の好物です。いえ、私が

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短歌と私

短歌と私

お立ち寄り頂きありがとうございます。
さて、noteでは頻繁には載せませんが、Twitterではよく短歌を呟いています。今現在の私にとって、最も身近な創作は、短歌のような気がしています。まだまだ全然初心者ですけども。
今回は、そんな短歌とのこれまでについてを、まだ付き合いは短いというのに、振り返ってみたいと思います。

今になって思えば、NHKの短歌講座が、点けっ放しのテレビから流れていた、という

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抜け落ちている初夏のこと

抜け落ちている初夏のこと

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さて、今回は、九年前の今頃のことを綴ってみたいと思います。闘病に関係したお話です。

この病気の治療を受け始めて、最初の主治医はとにかく大量のお薬を処方する先生だったことを、以前ちらっと書きました。どのくらい大量かと言うと、お薬だけでお腹がいっぱいになるくらいの量でした。その主治医の元で十年ほど過ごしましたが、色々なことが重なって、このままでは私は駄目になる、

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創作は孤独か否か

創作は孤独か否か

お立ち寄り頂きありがとうございます。
さて、私は折々に「創作活動は孤独だ」という言葉に出会いますが、それは自分にも当てはまるのかどうかを考える回にしてみたいと思います。

その前に、私がどのくらいの深さで創作活動をしているかというと、今は浅めです。少し深みを増そうとしていますが、それでも浅瀬でちゃぷちゃぷしているレベルだと思います。
昔は、どうにかその道で食べていくことはできないかと思っていたこと

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ゲームのセンス

ゲームのセンス

お立ち寄り頂きありがとうございます。
今回は、私の壊滅的なゲームのセンスの無さのお話をしてみたいと思います。

私はいわゆる「オタク気質」で、可愛い女の子のイラストなどが好きです。可愛く描けるかはさておき、アナログですけど自分で描くのも割と好きです。

そんな私は、ゲームの世界に惹かれたりします。「ソシャゲ」と呼ばれるジャンルだと思うのですが、イラストが美しくて気になります。ストーリーも凝って作り

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鎧のようなもの

鎧のようなもの

お立ち寄り頂きありがとうございます。
さて、今回は私の纏う鎧のようなものについて語ってみたいと思います。

……と言っても、そんな大層な物ではありません。
私は人前に出るとき、方言を捨てます。私の鎧とは、標準語なのです。

生まれ育った場所は程好い田舎で、この辺りの方言、というものがあります。そんなに訛りがきつい、とかはなく、どちらかというと癖は少ない方言です。一説によると、女子が使うと可愛い方言

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小さな芸術をあつめる

小さな芸術をあつめる

お立ち寄り頂きありがとうございます。
突然ですが、私はチロルチョコが好きです。最初の頃に一瞬だけ触れたような気がするのですが、今回は改めて、大好きなチロルチョコの包み紙のお話をしたいと思います。

いえ、あの、もちろん本体のチョコレートも大好きですよ。チョコレートあってのチロルチョコです。どれもとても美味しいです。
でも、包み紙も本当に色々凝っていて、そしてチロルチョコは頻繁に販路限定のものだとか

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私を育ててくれる人

私を育ててくれる人

お立ち寄り頂きありがとうございます。
noteに自分の過去のことなどを綴っていて、母との関係を自分なりに見つめたりしている中で、思い出したことがあります。

数年前、どうやら私はやはり虐待を受けて育ったんだな、と明確に理解し始めた頃に、『毒親』という言葉を知りました。その言葉が良いか悪いかは置いておくとして、そういう存在というか、そういう関係が実際にある、ということを、その当時急速に知っていったと

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思い出す憂鬱

思い出す憂鬱

お立ち寄り頂きありがとうございます。
さて、母の日が近付いています。私はこの日がとても苦手です。
これまでも触れてきましたが、私はかつて母から虐待を受けていました。今でも頻繁に、徹底的に否定されます。
虐待サバイバー、という言葉がありますが、人並みの社会生活を送れるくらいに回復していない私は、サバイヴできていないのだろうな、と思います。
今回はまた少し暗めのお話です。

この時期になると必ず思い出

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りるりる、と、私

りるりる、と、私

お立ち寄り頂きありがとうございます。
さてさて、ライラック杯に応募した作品に関連したお話を、もう少し綴りたいと思います。

予選への進出を果たさせて頂き、審査員賞を頂けたり、勝手に賞も頂いて、ライラックぽんにもお邪魔させて頂きました、こちらの俳句。

りるりると過ぎゆく影の主は蝶

この背景のことを、少し語らせて下さい。

私は昔から、独特の表現をする子供でした。……ちょっとこの蓋を開けるのは勇気

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