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初夏のきらきら

お立ち寄り頂きありがとうございます。
下書きのストックが尽きかけていて焦りました。父が退院してから、少しサポートの体制が変わったりもしたので、以前よりちょっと忙しくしていて、文章を綴る時間があまり取れません。

そんな風にばたばたしている間に、初夏もそろそろ終わりそうです。歳時記を意識した生活から、また少し離れています。そろそろ梅雨がやってきますね。

初夏の光は、他のどの季節よりもきらきらしているように感じます。ちなみに夏も盛りになると、きらきらではなく「ぎらぎら」だと思います。なのでやはり、私の中での「きらきら」は、初夏に相応しい光です。

ブルーベリーはどこもどしらしく、今年はよく実っている、というお話を耳にする機会がちょこちょこあります。我が家のブルーベリーも食べ頃になり、父とちまちま食べています。時々酸っぱいのや渋いのに当たりますが、甘いものもあります。こんなに実るのは初めてのことです。

紫陽花(正確には園芸品種のハイドランジア)も、今年は早めに色づき始めました。枝によってはもう見頃です。ピンクの品種を買ったのですが、土の調整をしないので、年々青寄りの紫に変わっていきます。苦土石灰か何かを与えると良いらしいですが、そこまで手が回らずにいます。
もう十年ほど前に、山紫陽花を育てていたこともあるのですが、ちょうど咲いた頃に寝込んで、一度も見ずにそのまま枯れてしまったことがありました。何だかふと思い出しました。

朝早くには、ホトトギスの鳴き声も聞こえるようになりました。日中はあまり聞こえません。日中はまだ、ウグイスが元気に囀っていたりして、そう言えばウグイスもまだまだ「ホーホケキョ」を聞かせてくれるのだったなぁ、などと、ぼんやり聴いていたりします。野鳥は可愛いです。

庭に雑然と植わっている木々も、緑の勢いをぐんぐん増しています。そう言えば、少し前にモミジの花のことを知って、我が家のモミジにも咲くのかな、と観察したのですが、その時には咲いていなくて、でも先日ふと見ると実がついていたので、「⁉」となったことがありました。実がついているからには、お花が咲いたはずです。見逃してしまいました。来年はもっと気を付けておかないといけません。

花壇ではオレンジの百合が咲いたり、ムラサキツユクサが咲いたりしています。庭の舗装をするのに当たって、ほぼほぼ引いてしまったガザニアも、生き残ったところから黄色いお花を咲かせています。植物は健気ですね。
うっかり地植え状態になってしまったミントは、いくら引き抜いても出てきます。一度根付くともう排除は難しいそうですね。それで言うとドクダミもあります。ドクダミ、お花は可愛くて好きなのですが、子供の頃に夏の暑い日に外から帰ってきて、麦茶だと信じてごくごくと飲んだお茶がドクダミ茶で、あのときの何とも言えず裏切られたようなお味が未だにトラウマで……私はドクダミ茶が苦手です。

これから梅雨がやってきて、それが過ぎれば陽射しはどんどん「ぎらぎら」になってゆくはずです。今年の初夏のきらきらも、気付けばもう残り少ないものとなっていました。こんな時に、日々のかけがえのなさを実感したりする今日このごろです。

季節の移ろいを感じながら、もう少しゆったりした気持ちで過ごしたいなと思いつつ、その難しさを痛感するのでした。

初夏に思うことの徒然でした。
お読み頂き、どうもありがとうございました。

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