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好きなプロ野球チームのこと

お立ち寄り頂きありがとうございます。
さて、私には贔屓のプロ野球チームがあります。でも、そこまで詳しいわけでもありません。それでも、そのチームのファンです。何故か。答えは簡単です。父がそのチームのファンだからです。

小学生の頃、どういう状況だったのかは忘れてしまいましたが、父がライオンズファンであることを知りました。ちなみに母はホークスのファンだと言っていました。まだ幼い弟は、バファローズに興味があるとのことでした(その頃は「オリックス」ではなく「近鉄」だったはずです)。
当時私は、野球のことは全く知りませんでした。走るのだけは早かったですが、スポーツにはあまり興味がありませんでした。特に球技には、壊滅的なセンスの無さを発揮していました。でも、私は高らかに宣言しました。

「私もライオンズのファンになる!」

今思えば、父への「大好き!」の宣言だったのでしょう。そこから私は、父と一緒にライオンズを応援するようになりました。正直、選手の名前も覚えられないし、野球のルールもよく理解できませんでした。けど、平成の怪物・松坂投手が現れて、松坂投手だけは覚えました。

相変わらず詳しくはならないまま、けれど自分が間違いなくライオンズファンであるという謎の自覚だけはしっかりと手放さず、年月を重ねたある日、どうやら反抗期を迎えました。私はこんなことを思ったのです。

「お父さんと同じチームはもう応援しない。どころか、セ・リーグのファンになっちゃうもんね。決めた、私は今日からジャイアンツのファンになる!」

何故ジャイアンツに白羽の矢を立てたのかと言うと、恐らく、当時毎朝、テレビで流れていた情報番組でよく取り上げられていたからです(ズームイン朝か何かをつけていたはずです)。情報に触れる機会が多い分、すぐに詳しくなれて大好きになるだろう、などと思ったのです。
目論見はすぐに外れました。沢山の情報に触れられることと、そこに興味を持てるかどうかは別問題だったのです。何だかうまく馴染めずに、数日後には再びライオンズファンである自覚を取り戻すことになりました。

父がライオンズファンになったきっかけは、元々は南海ホークスに贔屓の選手がいたらしいのですが、その選手がライオンズに移籍したか何かで、そこからはずっとライオンズを応援している、と聞いたことがあります。
かつて常勝軍団だったライオンズも、ここ数年少し不調が目立つように思いますが、でもこの数年で、選手の応援歌を何となく覚えたり、顔と名前が一致するようになったり、少しは私もファンらしくなってきているように思います。

リアルで誰かに「何でライオンズファンなの?」と訊かれるとついつい、「あ、私が獅子座だからです」などと誤魔化してしまうのですが(獅子座なのは本当です)、父と共有したい思いがあって、同じチームの話で盛り上がれることで、父との絆をより深められる気がするから、というのが正直なところなのです。相変わらず、親離れへの道は遠そうですね。もういっそ、別に「大好き」な気持ちから卒業する必要は無くない? などと開き直っています。

これからも生涯獅子党を貫こう、などと決意を新たにしつつ、この辺でお開きにします。

お読み頂き、どうもありがとうございました。

(この記事は下書きに眠っていたものです。書類送検とか、ちょっと色々起きていますね。私がとやかく言えることでもないですが、ちょっともやっとしてもいるのが現状です。チームの応援は続けたいのですが……)

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