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趣味に勤しむ女の31文字。
僕だけの 星々つなぎあわせたら
「夢座」がキラリ 浮かび上がった
私には趣味がいくつかある。
日によって異なる趣味に勤しむ私は、
自分がまるで色んな星ぼしを
転々としているような感覚がある。
星はそれぞれ秘密基地のようなもので、
今はこの星、次はこの星、と案外忙しないが、
好きなことをする時間はなんとも心地よい。
映画を鑑賞したらfilmarksに記録する。
本を読んで心に残った一節をブクロ
仕事を辞めたい女の31文字。
壮年よ 心に抱け サラマンダー
燻るものは 悔いかパッションか
サラマンダー。
それは火を纏うトカゲ。
現在の仕事に就いて15年となり、
もうやるべきことは十分やってきたな
という、達成感というか、満足感がある。
言い換えると、
今の仕事に飽きてきたとも言える。
もっと言い換えると、
転職したい。
(もっともっと言い換えると「働きたくない」)
約5年前、
当時40歳だった安室奈美恵の引退
美容室で思う31文字。
髪洗う 君の優しさ 水伝う
泡は私の 心映すか
愛する人や我が子の髪を洗うとき、
(あるいは洗われるとき)
そこには愛情でいっぱいの空間が
広がっていることだろう。
肌に触れるのとはまた異なる、
髪を洗う行為には無邪気な愛情が連想される。
頭皮が痛まないように、
お湯が熱すぎないように、
洗い残しがないように、
丁寧に相手を思いやる優しい手つき。
洗われる側はそれを感じ取る。
先日、行き
5歳児の気遣いが辛い31文字。
「ありがとう」5歳の甥は そう言うが
床に転がる 寂しき玩具
先日、甥の5歳の誕生日だった。
誕生日プレゼントは何がいいのか
妹(甥の母)に確認したところ、
「ばあちゃんはルーレットで指定されてたよ」
とのこと。
妹宅を訪れてみると、
甥っ子手作りのルーレットが。
私もルーレットをまわしてもらったところ、
(実際はスムーズにまわらないので彼が手でずらすだけ)
私があまりよく知らない
キャ
短歌に誘われた女の31文字。
日常の 鬱憤晴らす マル秘の儀
「アイドル」の歌詞 替えて夜遊び
そう。
昨年世間を賑わせた
YOASOBIの「アイドル」。
なんと今回のnoteの結びは、
「この曲が私を短歌にいざなうきっかけとなった
と言っても過言ではない。」
となる予定だ。
昨年秋頃、仕事のストレスがマックスだった。
ストレスの原因は、主に職場の上司によるパワハラ。
そして別の上司も頼れないというプレッシャー。
日々
現実から目を背ける女の31文字。
眼鏡かけ 見なくてよいものばかり見て
見るべきものは 縁の外へと
私は視力が悪い。
中学時代からコンタクトをしている。
お風呂に入る時や、家でゴロゴロする日なんかは、
裸眼でいるので、ぼやぼやした世界を生きている。
裸眼は危ないし不便だけと、
そのぼやぼやした世界が好きな時だってある。
思いがけずコンタクトをしたまま
浴室に侵入しようものなら、
そこに広がるクリアな世界、
つまり現実を目に
新年の挨拶が苦手な女の31文字。
「あけまして、」の
「て、」が気になって 飲み込んで
「おめでとう」って こそばゆくって
今日から本格的に仕事が始まった。
松の内も過ぎた9日ともなると、
「本年もよろしくお願いします」
の声はあっても、
「あけましておめでとうございます」
はあまり聞こえてこなかった。
そもそも私はこの新年の挨拶が苦手だ。
単純に、どこかかしこまった雰囲気が
照れくさいのかもしれない。
しとやか、かつサラ
成人の日を想う31文字。
振袖が 空の青より 眩しくて
被災地想い 曇る心
今日、多くの地域で成人式が執り行われた。
身近に二十歳を迎えた知り合いがいないので、
いやーめでたい!
という気持ちには、特になっていない。
ただ振り返ってみると、
他人事ながらも、
九州のド派手成人がニュースに流れると
「おい君たち、ちゃんとした大人になれよ?!」
と思ってみたり、
ミッキーが成人を祝う様子がテレビで流れれば
「浦安の人
蒸される女の31文字。
サウナより 優しく蒸して よもぎの香
欲しい温みは 人肌だけど
「サ活」という言葉が一般的になり数年経つか。
私のまわりにも
サウナ通いを趣味とする人が少なくない。
とは言うものの、その多くが男性。
サウナの本場フィンランドのように、
老若男女問わず、
というわけではまだまだなさそうだ。
サウナかぁ。ととのい、かぁ。
その感じ、いったいどんなものなのか、
気にはなる。
ただ過去に、温泉の