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新年の挨拶が苦手な女の31文字。

「あけまして、」の
「て、」が気になって 飲み込んで
「おめでとう」って こそばゆくって


今日から本格的に仕事が始まった。

松の内も過ぎた9日ともなると、
「本年もよろしくお願いします」
の声はあっても、
「あけましておめでとうございます」
はあまり聞こえてこなかった。


そもそも私はこの新年の挨拶が苦手だ。
単純に、どこかかしこまった雰囲気が
照れくさいのかもしれない。

しとやか、かつサラリと、
でも誠意を込めて

「あけましておめでとうございます」

と、新年の挨拶をする先輩に
かっこいいなぁ。
と憧れの気持ちを抱いたこともある。

私はと言えば、
相手からの「あけまして~」に対して、

「(ごにょごにょ) ょよろしくお願いします!」

こんな感じで、
挨拶をごまかした感じがしてなんとも無様。

これでは挨拶ではなく、ただの返事でしかない。


第一、
「あけまして、」ってなんなんだ。
文法的に間違ってやしないか。

それを言うなら
「新たな年があけましたね!
いやぁめでたい!あなたも私もおめでとう!」
ではないか。

これなら私も言えるのに。

私があの先輩のように振る舞えない原因は、
この使い慣れない言い回しのせいではないか
と思うと少し腹立たしくなってきた。


そこで《 あけましておめでとう 由来 》で検索。

「諸説あります」という前置きはつくと思うが、
私の中でふわっと心に残った説をここに記録する。

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戦前の日本では、人の年齢は「数え年」が一般的でした。数え年とは、産まれた日を1歳とし、新年になると1歳加えます。つまり元旦は、国民全員の誕生日。「あけましておめでとう」は、国民全員が新しい年齢を重ねることができて「おめでとう」ということなのです。 
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え、何それ。
なんかいいじゃん。ハッピーで。

来年の元旦は、
心を込めて新年の挨拶ができそうだ。


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