家庭の東洋医学

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風邪を長引かせないための、東洋医学的セルフケア11の方法

1.ツボ摩擦

風邪の初期は寒けから始まり、軽めの風邪ですませるためには、この段階でうまく対処する必要があります。

最初は道具を一切使わず、手軽にどこでもできる、摩擦によるツボ刺激法をご紹介します。ぜひ覚えておきましょう。

【やり方】
摩擦する場所は、首の後ろの骨ぎわと、肘関節の親指側です。大椎や、曲池・尺沢といった、風邪の初期に使う定番のつぼを刺激できます。

首の後ろの摩擦は、下から上に向

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ごろにゃん
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早起きはよい、ただし冬は除く - 養生大意抄15

今回は『養生大意抄』から、睡眠に関する記載をいくつか紹介する。

1.酒食後すぐに寝てはいけない

【原文】
○酒食の後いまだ消化(こなれ)ざるに臥しねむれば、酒食の気滞りて気血めぐらず病となる。若(もし)臥さば久しくねふるべからず。傍(かたわら)の人に言置てよびさまさしむべし。

【意訳】
酒を飲み、食事をした後、まだ消化しないうちに横になり眠ると、酒食の気が滞り、気血がめぐらずに病になる。もし

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ありがとニャー
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正月休み後の疲労感を解消、あえて年明けに大掃除をする- 養生大意抄14

1.寝正月による正月明けの疲労感

寝正月という言葉があるように、休みの日にひたすら寝たり、家で大人しくしているというのも、悪くない過ごし方だと思う。ただ、安静に過ごしすぎているために、休暇の後に体調を崩す場合もある。今回紹介する『養生大意抄』の一節は、身体を動かさないことの害について。

『養生大意抄』意訳
『呂氏春秋』(りょししゅんじゅう)には「流水腐(くち)ず戸枢蠧(むしばま)ず」とある。

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正月休みでかえって疲れがたまる人 - 養生大意抄13

1.正月休みでかえって疲れがたまる人

今年もあと1週間をきり、長い正月休みがいよいよ始まる。正月は自由な時間がたっぷりできるので、好きなことをして、ゆっくり過ごす方も多いだろう。

ただ、ゆっくりと楽しく過ごすつもりが、正月にかえって疲れてしまうこともある。好きなことをして過ごせば、休息になりそうなものだが、楽しいことほど、ほどほどが難しく、疲労をかえりみずに続けてしまう。

今回紹介する一節は

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嬉しいニャー
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「もう疲れてしまった」から少しだけ復活する方法 - 養生大意抄12

1.先天の気と後天の気

植物の種子は、土や水があることで生長する。同じように、人間も飲食物なしには生きていけない。

東洋医学には先天の気と後天の気という概念がある。先天の気とは、父母より授かった根源的な気である。後天の気は飲食物より得られるエネルギーになる。

健康を維持しながら年をとっていくためには、この二つの気を養い保つことが重要であり、これが今回紹介する一節のテーマとなる。

では以下に

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体に良いことは、どのように習慣化すればよいか? - 養生大意抄11

1.養生の動機付け

養生の要は、体に良い事を習慣化することだ。ただ、それには強い動機付けが必要となる。

特に今現在健康な人は、健康になろうという動機が希薄になってしまうため、なかなか習慣化が難しいだろう。

一方で、体が弱いという自覚のある人や、大病をした後には、養生に対するモチベーションは、すごく高くなる。

そして、そういう人たちの方が、逆に体に気をつけ続けるので、一病息災というように、意

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養生は明日から!
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所要時間5分「心を静める」忙しさや緊張でのぼせた時のツボ刺激法 - 養生大意抄10

1.心は静かにしてやわらかに

【原文】
心は静(しずか)にして和(やわら)かに躁(さわ)がしからざるを養生の一大要務とす。

如何となれば凡人の耳目口鼻の七竅皆上に在ゆへ見聞言語飲食に就て身内の諸気尽(ことごと)く上部へ引あぐることのみなり。

然るに心あらあら忙(せは)しければや神気うかみて気うはつる故、心気おさまらず、惟(ただ)逆上のみにて下降することなし。

素問に気降(くだ)るを順としの

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養生は明日から!
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胃にやさしい食べる順序について

前回は胃をいたわる夏の食べ方について、江戸の養生書の『養生大意抄』から紹介した。今回も引き続き同書から、胃にやさしい食べる順序について紹介する。

汁物を先に飲むべし

【原文】
空腹なる時驟(あわて)てすぐに物を食すべからず。先(まづ)湯茶の類にても羹汁(にもののしる)抔のたぐひにても飲て、腹内をよくうるおして後に物を食すべし。凡飢過て食するときは、必味噌汁をとくと飲て後に飯を喫(くら)へば病を

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うれしいニャー
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江戸の養生書に学ぶ、夏バテ予防のための夏の食べ方

昔の人は、人体に害を与えるほどの暑さのことを、暑邪と呼んでいた。

暑邪に対処する身近な方法といえば、飲食によって体の熱をさますことが挙げられるだろう。ただ、やみくもに冷たいものばかりを取ると、かえって害になってしまう。

では、夏は冷たいものとどう付き合えばよいだろうか。今回は江戸時代の『養生大意抄』という養生書から、そのヒントを紹介しよう。

夏の飲食は冷たいものと温かいもののどちらがよいか?

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ワンワン!
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動くツボ - 家でお灸をする時に注意すべきこと -

灸点という、鍼灸師にとっては馴染みの言葉がある。ツボにつける目印のことで、この目印である点にお灸をすえていく。

私が普段鍼灸師として仕事をする中で、灸点をつけるシーンといえば、患者さんへ自宅でのお灸指導をする時になる。灸点があると、ツボの場所が正確にとれなくても家でお灸ができる。

この灸点について、鍼灸師だけでなく、家でお灸をすえる皆さまにとっても注意するとよいことがあるので、以下に紹介する。

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ごろにゃん
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