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梅雨と水毒、頭痛や浮腫みの話

 季節が変わり、強烈な暑さを経て梅雨に突入しようとしています。

 日本は多くの地域が温帯に属していますが、年間通して比較的湿度が高いことも特徴的です。梅雨にもなるとじめじめした空気が体にまとわりつきますね。
 こういう季節に体調不良を自覚される方も多いように感じます。

 たとえば頭痛、むくみ、だるさ、めまい、吐き気、食欲不振など。喉は乾くのに水を飲んでも飲んでもさっぱりしない。飲んでいるわりに尿量が少ない。舌を見てください。歯の痕がギザギザとついていませんか。

 それはもしかしたら水毒すいどくかもしれません。

 「水毒すいどく」または「水滞すいたい」とは、東洋医学的な解釈で説明される身体の不調のひとつです。端的には、余分な水がどこかに溜まっていて調子が悪いという状態です。水毒の多くは二次的な不調であり、背景に気や血の異常(もちろん五臓六腑のどこかの不調)をみますが、梅雨の時期は軽度の水毒単体で存在することも往々にしてみられます。

 では、どうすればいいか。
 3つのアプローチをご紹介いたします。

① まず、筋トレです。

 特に下半身の筋トレは重要で、循環の改善や代謝の活性化を期待します。やはり筋肉はすべてを解決するということです。運動すると汗もかきます。適度に汗をかくのは身体にとって必要なことです。

② 次に、食習慣です。

 夏に旬なものの多くは身体を冷やす「陰性食品」です。アイスは露骨ですが、果物もそうですね。身近なところでは珈琲も熱帯の果実ですから、陰性食品に属します。これらを摂り過ぎると、体質によっては冷え過ぎてしまう。そういう場合には身体を温める「陽性食品」を取り入れると良いでしょう。また、暑いからといって水分を過剰にとると、これまた体質によっては排泄しきれずに水毒になり得るものですから注意が必要です。何事もほどほどが素敵です。

③ 最後に、漢方でも使いましょうか。

 しかし漢方とて使い方を誤れば副作用も出ますし、かえって調子を崩しかねません。診察もなしに処方することは御法度ですから、責任は負いかねますし、これはあくまでも「一人のオッサンが何か適当なこと言ってる」と聞き流していただきたいことですが、敢えて言いましょう。
 
五苓散ごれいさん、めっちゃいい。

 水毒に対する頻用処方です。実はピッタリ合う人の少ない処方ですが、この時期に水毒っぽくなる日本人にはわりと効く印象です。私は二日酔いのときに飲みます。そうなる前にも飲みます。とはいえ薬は薬ですから、使わずに済むならそれに越したことはありません。
 あくまでも水毒の解決には筋トレと食習慣です。


 拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは、じめじめした梅雨の季節を晴れやかに過ごせる筋肉が貴方にも備わりますように。


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