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seiji_arita
2022年12月28日 21:24
「風に任せて」地図も何も無く ただ飛び続けた風に任せて 投獄 脱獄 どちらも変わりはしない天国と地獄が同じ様に足枷 鎖 罪隠し息絶えても空は青く高く手は届かない破り捨てた嘘 切り裂いた明日行方 道の正しさまやかしの空に消えた月輝く孤独は反逆の星最後の過去と最初の未来 それが今風は変わらず吹いているPhoto : Seiji Arita
2022年12月26日 22:30
「死」其処に花は咲いていますか其処に風は吹いていますか其処に恋人は居ますか抱きしめ合ったり愛し合ったり出来ますか僕を独り置いて行くのですか離しません 僕が守ります死に勝てるものなんて愛しか無いPhoto : Seiji Arita
2022年12月22日 14:55
「曇り硝子」真夜中過ぎても光を求めて貴方が染めた優しさの色彩その輝き帰したくない そんな事 言えない行かないで 心の中で小さく囁き 笑顔で誤魔化す曇り硝子の外色さえ曖昧幻の様に瞳に映るそれでも貴方の好きな色でネイルを飾る小さなため息と曇り硝子に映る指先ずっと見つめてPhoto : Seiji Arita
2022年12月19日 11:48
「ショットガンとサリンジャー」人格の危機 思考殺人純白のピエロ夜を超えた先 続く孤独ショットガンとサリンジャーまた見当違いなものに拍手が送られている消える静寂 垂れ流しの作為的情報ひしゃげた言葉だけが宙を舞う俺に似てるどうせ助からないなら燃やしてくれよあの腐れビッチのイカサマ女とは死んでも寝ない極部にプラチナピアス濡れて光ってる独りで遊んでな
2022年12月17日 13:46
「月明かりの下」月明かり差し込む窓辺書いた手紙 君に贈る詩寂しさの予感なんて全て消し去ってあげる胸の奥 熱い想い不安も涙の欠片もない純粋と永遠と決して変わらない誓い僕等が愛し合う為に理由なんて要らない陽が昇る様に 星が輝く様にいつまでも変わらないもの耳元囁く 魔法の言葉世界で最も古い魔法そんな言葉を独り綴り読み返し 少し恥ずかしくなって胸にしま
2022年12月12日 20:14
「優しさの色」大丈夫だよ ずっと傍に居る 嬉しかった 本当だよあの時と今と 何が違うの 教えてよそのままで ありのままでいいそう言って抱きしめられて綺麗に咲いた色鮮やかな色彩貴方が染めた優しさの色独り咲いた夢の中散るくせにPhoto : Seiji Arita
2022年12月12日 08:30
「襲撃」掃き溜め 糞溜めからの使者百戦錬磨 叩き上げごっこ遊びの坊ちゃん相手が俺だって事を忘れるなくだらない噂話 tattooとweed点と前 監視カメラ狙われてるのはお前の方だ襲撃 現場 street 星の様に散らばる硝子の欠片赤く染まるギラギラと輝く月Photo : Seiji Arita
2022年12月11日 13:21
「風が止む」風が止んで朝が来て何も無かった様に太陽が昇る明るい陽が差す場所があれば影となる場所だって必ずある色褪せた現実と逆さまになったままの景色捨てて来た物 憧れていた事遠回りし過ぎて来た道のり全てを知る 近づいては遠ざかる今泥だらけの両手あやふやな期待 損得 本当に大切な事柄見逃して来たチャンス誰かのせい全てを愛せなかった僕等改めて誓う真
2022年12月9日 20:31
「月の感情」希望を捨て去れば絶望は消えますか夢を見なければ 傷付く事は無くなりますか信じる事を辞めれば 裏切られませんか涙が枯れるまで泣けばもう涙は流れませんか貴方の微笑みは 誰の為にあるのですか歩道に出来た小さな水溜り独りぼっちの月が落ちてた月の感情なんて誰も知らないPhoto : Seiji Arita
2022年12月7日 20:42
「雪の結晶」花束に降り注ぐ雪の結晶純白 純度 秘密 法律CHANELの瓶に液状の大麻アンダーワールド品定め現金化 神の手手の込んだ筋書き飛ぶ旅 アクリル板の向こう側悟りの言葉 吐き捨てた夜 虹の橋を渡る道端独り 何故 何故 何故繰り返す自問自答勘繰り合い 真実今と昔 記憶 揚げ足永遠に回る 夢の結晶生き様 人と成り 心の奥底償いきれない傷
2022年12月6日 22:41
「書かせろよ」何処まで行けるか賭けようぜ心配するな 命まで懸けろって言ってる訳じゃ無い殺してえ奴は沢山居るがな背負ってる奴の瞳とその話し方奴の綴り残した言葉それが全てだ言霊を舐めるな言葉は生きたまま人を殺す事だって出来る必死でやってる奴等だって沢山居る書かせろよ良い悪いなんて 読み手が決めれば良い事邪魔をするな 書かせろよお前の血と肉と心
2022年12月6日 16:25
「俺達の旅路」狂い咲く様に描いた夢日常で見る世界と幻想の狭間大切なものは何か 確かめ見極め深く落とし込み掘り下げる日々残す言葉の羅列永遠に空を舞う女神 見つめ汚れた手を伸ばす風に乗せて吐き出す想い俺なりに水面に映る己の姿 お前に寄り添える場所行き場の無い俺達 交わした誓 その意味忘れない血液の中に溶かし流れる結晶は純粋終わるか 終わらせない
2022年12月4日 17:29
「砕けた夜」高速道路高架下 淡い灯り吹き付ける汚れた風 街の喧騒お前の指先と唇 熱と粘膜 骨と肉 血の通わない玩具薬と酒で思考を殺した ジャンキー 別に構わない少しでも楽にしてくれよ何も考えられないほど抱いてくれお前の思うまま 欲望の限り強く激しく 抱いてくれ千切れた夜に 偽りの温もり使い回された軋むベッド新しい夜明けがあるなら見せてくれ砕け