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キャリア自律は終わりを迎える ~「自律」から「共創」へ企業はシフトせよ~
かつて、昭和からバブル崩壊後まで、日本企業は終身雇用が前提として社員のキャリア形成が図られていた。
いわゆる「会社主導型」で社員のキャリア形成が行われてきた。
しかし、それはポスト(役職)を餌に、社員のモチベーションを引き上げていたため、結局は「課長代理」「部長補佐」「係長心得」などといった、一見良く分からない役職が増えていき、最終的には日本企業の競争力が失われた。
そこで出てきた考え方が「キ
キャリアはデザインしてばかりでは意味がない。
大手企業では、30歳40歳50歳といった節目で、いわゆる「キャリア研修」が実施される。
一般的に研修では、将来なりたい姿(want)や、会社からの期待(needs)、今できること(seeds)といった観点で、将来像とそれを実現するための方法をデザインして、おしまいという流れである。
果たしてそれで、自分のキャリアビジョンを達成できた人は何人いるのだろうか?
私の知る限りでは、キャリア研修のお
「ロジカルシンキング」が軽視されてきているけど…
平成の時代、社会人に必要な能力として「論理的思考(ロジカルシンキング)」が注目を浴び、大企業を中心として、社員教育の一環として研修が多数実施されてきた。
今もなお、ロジカルシンキングは社会人に必要な能力との位置付けは変わらないとしても、その優先順位は下がりつつあると感じる。
ロジカルシンキングの代わりとして、創造的思考、クリエイティブシンキング、アート思考、水平思考、デザイン思考、右脳思考など
「Nudge」を実践するマネジメント
最近CMや書籍で目にすることが多くなった言葉である「Nudge(ナッジ)」。
行動経済学の分野で取り上げられている言葉であるが、辞書で調べると「肘で軽く付く」という意味らしい。
この「Nudge」という考え方を取り入れて、例えば、男性の公衆トイレでは、便器の上段に何かしらのマークが付いていることで、そこに目掛けて・・・という行動をとってしまうことで、トイレを汚さずきれいに使うことが自然と実践さ
リモートワークにおける「マネジメント」とは?
コロナになってリモートワークが普通に浸透してきました。
特に大企業を中心として、部下・メンバーとは、基本Zoom・Slack・Teams etcでしかコミュニケーションを取らないということは当然となってきています。
リモートになって早1年半。
マネジメントの側面でも、シニアメンバーのZoomの不慣れ、チーム全体のコミュニケーションの量といった課題は、徐々に解決されつつあると感じています。