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世界遺産・文化

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世界遺産を未来へ繋げる

世界遺産を未来へ繋げる

ペルーのナスカの上空を飛行機で飛ぶと,巨大な線画や様式化された動物や鳥の絵,幾何学模様などが見えます。これらの不思議な模様は,ナスカ平原の砂漠にあります。ナスカ平原はサハラ砂漠よりも乾燥した細かい砂の砂漠地帯です。ダカールラリーも過去に行われ参加したドライバーもこのきめの細かい砂に悩まされたと言っていました。

ナスカの地上絵は,幾世紀もの間姿を見せることはありませんでした。埋もれた芸術! 目に見

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ナスカの地上絵観測塔

ナスカの地上絵観測塔

ペルーは世界遺産がたくさんある国。注目されるのがマチュピチュ遺跡です。ご存知の通り2022年12月現在のペルーの現在の政治の状況は「良い」とは言えず、民衆発起が各地方で起きている状況です。その矢面にされる地域が観光地になるのは残念なことです。今週から少しづつ回復はされているのですが、それでも地元の観光業やそれに関わる人への影響は非常に大きいです。マチュピチュ遺跡も今月の動乱に巻き込まれ多くの人々が

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インカ帝国に関する事実

インカ帝国に関する事実

インティライミが6/24日に行われて、テレビ放送やインターネット配信で賑わっていたのでここでインカについて簡単にフラッシュバックしとこうと思います。

*“インカ”という語にはどういう意味がありますか。元々,“インカ”は王または支配者を指す語でした。王や支配者は「唯一の主」という意味のカパ・インカと呼ばれました。また,“インカ”という語は王家の血をひく男子の子孫すべてを呼ぶのにも用いられました。今

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南米の道路技術はインカから

南米の道路技術はインカから

南米の初期先住民の道路建設技術も同様に驚嘆すべきものだったと見る人は少なくない。1200年代から1500年代にかけて,インカ人は全長約1万6,000㌔の道路網を建設し,その道路網で人口およそ1,000万の国家を統一しました。それらの道路は,ほとんど想像できないほどの荒れ果てた険しい土地を横断し,砂漠や熱帯雨林を通り抜け,何とペルーの堂々たるアンデス山脈をさえ越えていました。

ある道路について,新

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ペルー観光:おすすめはパラカス!

ペルー観光:おすすめはパラカス!

多年にわたり,ペルーは世界の観光客を引き寄せてきました。旅行プランには大抵,リマ,インカ帝国の首都クスコ,マチュ・ピチュの壮大な遺跡,雄大なアンデスが含まれています。さらにはアマゾン川の動物観察ツアーなども含まれているかもしれません。コロナ禍によって大きな打撃を受けているペルー観光ですが、ぜひ皆さんに行っていただきたい観光スポットをご紹介します。パラカス国立保護区です。リマの南約250㌔にあり,車

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ナスカの地上絵 ― UFOの宇宙船基地?

ナスカの地上絵 ― UFOの宇宙船基地?

ペルーの上空を飛行機で飛ぶと,巨大な線画や様式化された動物や鳥の絵,幾何学模様などが見えます。これらの異様な模様は,サハラ砂漠よりも乾燥したナスカ平原の砂漠にあります。これを描いたのはだれですか。なぜ描いたのでしょうか。

ナスカの地上絵として知られるこれらの模様は,幾世紀もの間顧みられませんでした。その巨大さと,それを見渡せるだけの高い場所がない平原に描かれたために,その模様は事実上埋もれていた

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ペルーの知られざる世界遺産

ペルーの知られざる世界遺産

カラル遺跡、米州最古の住居神殿跡として知られる。考古学者ルス・シャディ(Ruth Dhady)が遺跡内の一部が住民により浸食、不法占拠されていると告発、カルロス・アルメリ議員(PODEMOS)が不法占拠を支援していると名指しで批判した。

カラル遺跡は首都リマの北約200 km に位置するスーペの谷間に残る大規模な遺跡で、研究者たちの中にはアメリカ大陸最古の都市遺跡とされていて、推定の年代ではエジ

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日本の習慣について説明しなければいけない海外居住日本人の責務からハロウィンを調べてみた

日本の習慣について説明しなければいけない海外居住日本人の責務からハロウィンを調べてみた

日本で「ハロウィン自粛してください」とお願いしている様子を見たペルーの友人が「日本はコロナないの」から始まり「合わせて日本は仏教じゃないの?」「どうしてハロウィンやるの」と次々と質問が出てきた。日本にいる時よりも日本のことを紹介し、説明しなければいけない海外生活。いろいろ勉強になることがたくさんです。

というわけで今回はgoogleでハロウィンについて調べてみた。実際自分が日本にいた時には少なく

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コロナウイルスから学ぶペルー文化

コロナウイルスから学ぶペルー文化

収束を見せつつあるコロナウイルス感染のパンデミックの中であっても首都リマ においては未だ保健省は正確な感染者数を把握できていないと現地新聞が報道していた。民間の調査機関「セントロ・ウィニャック」によると首都圏の47%の住民がコロナウイルスに感染していると報告している。この数値は7月初旬における保険省の報告によればリマの都心部の住民の4分の1である2,700,000人が感染したとのことであった。その

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新たな時代の観光事業inマチュピチュ

新たな時代の観光事業inマチュピチュ

パンデミックが収束しつつある中でペルーの1番の観光地クスコは世界旅行 ツーリズム協議会(WTTC)が「セーフ・トラベルズ」と保証した。第1段階として11月1日をめどにクスコ県の遺跡サクサイワマン遺跡、オジャンタイタンボ遺跡、ピサック、チンチェロ、モライ、ピキジャクタ、ティポンなどが認められたが、マチュピチュ遺跡はまだ入場禁止となっている。

ペルーの観光地域づくりにおいて「とりあえず、情報発信しよ

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パンデミック後のマチュピチュ観光

現地新聞の伝えるところによるとパンデミック後の初の外国人観光客は日本人だった。エル・コメルシオ紙が伝えるところによるとパンデミックによりロックダウンとなりマチュピチュ観光ができなくなったときにちょうど片山さんはマチュピチュ遺跡の麓のマチュピチュ村にいたようで観光ができるまでの7ヶ月村に留まっていたようです。

片山さんのインスタを見てもロックダウン中でも前向きな姿勢で夢を叶えるために行なっていた行

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マチュピチュ観光

マチュピチュ観光

Cuscoの県知事はマチュピチュの観光が、地域の経済の再活性化を促進するために10月15日から営業を再開することを発表しました。各関係機関である運輸通信省(MTC)、外国貿易観光省(MINCETUR)、保健省(MINSA)、に加えて大統領と会談し、10月15日からマチュピチュ の観光再開について合意した。

もちろん当面の外国人観光客の取り込みは難しいが通常化に向けて各機関が努力しているのは嬉しい

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