セゴール

ペルーリマ在住の南米と日本を繋ぐ何でも屋コーディネーター(スペイン語・日本語)。 考古…

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ペルーリマ在住の南米と日本を繋ぐ何でも屋コーディネーター(スペイン語・日本語)。 考古学、テレビ、スポーツ、建築、ODAまで取り組んできた業種はいろいろです。 こちらでは、ペルーや南米の経済・観光を含めた暮らしや情報をマイペースに綴ります。

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言語は苦手・・・でもスペイン語はできる!?

よく言われるのが日本人は中学3年間、高校3年間プラス大学でも数年英語を勉強するのに英語話せないよね・・・得意や苦手があるので仕方ないのですが、私自身の経験からするとスペイン語って言語が苦手でも結構できてしまう感じがあります。 学生時代決して英語の点数が良かったわけではなかった私が外国に住みスペイン語をある程度習得できたのはスペイン語が思っているより優しいからだと思います。実際、幾人かのスペイン語の先生が、スペイン語はゼロからある程度話せるまでが早い言語と言っているのは事実で

    • ピスコ葡萄(芳香種)について

      今回はピスコ葡萄品種の中の芳香種の4種類をご紹介していきたいと思います。 アルビージャ(Albilla) このブドウの房は非常に大きく、円錐形をしている。果実は丸く小さく、果汁は少ない。果皮は厚く、淡緑色から黄色。 アルビージャ種は芳香品種に入っていますが、他の芳香種と比べると香りが豊かではありません。ハーブ系のキリッとした香りとライムやリンゴのような独特の香りを楽しめます。更にはバニラやシナモンといった樹木系の香りを感じることができます。 口に含んだ時の甘みと戻ってくる果

      • ピスコ葡萄(非芳香種)について

        先の記事にも書いた通りペルーにおいては『ピスコ』と認定されるためには規定の葡萄品種で生産されなければなりません。その葡萄品種は8種類あり、非芳香種と芳香種の2種類に分けられます。今回はその品種一つひとつをご紹介していきたいと思います。 ケブランタ(QUEBRANTA) ペルー産ピスコの中でも一番生産の多い品種の葡萄 葡萄の特徴: ペルーの土地に順応した葡萄でネグラ・クリオージャ種が変化し順応したものではないかと言われている。ペルーにブドウが持ち込まれた際のかなり初期から栽培

        • ピスコ〜原産地呼称について〜

          ペルー国内出『ピスコ』と呼ばれるにはいくつかのルールがあります。今回はそのルールについて紹介します。 生産地について: まず生産地は原材料を含め以下の5つの県で生産されなければなりません。 リマ・イカ・アレキパ・モケグア・タクナ 上記の5県でピスコは生産されるわけですが、実際に生産されているエリアは沿岸部のエリアのみとなり山間部では生産されていません。 葡萄の品種: ピスコの生産で認められているのは次の8種類の葡萄品種です。 ケブランタ・モジャール・ネグラクリオージャ・ウ

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          『ピスコ』ー南米発の葡萄のお酒

          『ピスコ』とはブドウを原料にした蒸溜酒で、ペルーとチリで造られています。もちろんヨーロッパでも葡萄を原料にした蒸留酒はあるのですが、「グラッパ」とか「ブランデー」と名称を変えています。実際、葡萄の蒸留酒は日本でもしっかりと浸透しているのですが、『ピスコ』=南米発となると、日本ではあまり浸透していないのが実際のところです。 アルコール度数も42度が平均となっているため、「強いお酒」と感じてしまい敬遠されることも多いです。それでも近年ラテンアメリカ文化は日本にも浸透してきており

          『ピスコ』ー南米発の葡萄のお酒

          日本人だなぁーと思うとき

          海外に長くいるとどうしても現地の習慣の方が身に染みてきて、どちらかというと外国寄りの考え方になっていくことがほとんどです。 例えば祝日の日程も、主だったものでなければほとんど現地の祝日の方が優先的に出てくるし、USDで料金を聞いたときにすぐに現地通貨に換算してしまうし、といった具合になる。 それでも自分が日本人だなぁと思うことは多々ある。日本食を食べたり、日本の音楽を聴いたりしたりするとやっぱりこちらがいいなぁと日本人であることのアイデンティティを感じるがこれらはほぼすべ

          日本人だなぁーと思うとき

          海外で生活すること

          日本を出て15年、日本で生活していた時よりも多くのことを学んでいる気がします。日本に帰れば、日本人ぽくないねと言われますが、やっぱり自分は日本人であるなぁと思うことは多々あります。 自分が日本人でありながらも、外国人に感じられてしまうのは、社会学者も認めている通り、一緒に過ごす人や環境が良くも悪くも自分に大きな影響を与えるということです。同じ言語を話していなくても、違う習慣を持っていたとしても、自分が良いと感じるりっぱな特質を表わす人は世界にたくさんいることは事実です。そう

          海外で生活すること

          海外生活で卵かけご飯

          我々日本人は、朝食に卵かけご飯を食べたり、牛丼に生卵を乗せたりなど、何かと生卵を日常的に食べている。生卵を当たり前のように食べている日本人の姿は、外国人からすると違和感でしかありません。 海外での価値観 そもそも日本で提供されている生卵を見ると、多くの外国人が「なんで日本の卵はオレンジ色なの?」などの反応もあります。私自身も海外に来て日本の卵の黄身は色が綺麗だなぁと感じます。 生卵を食べるといった時の「そのまま食べるの? 」 「卵を生で食べるのは美味しくなさそう」 「サ

          海外生活で卵かけご飯

          現代教育とメディア

          大きなタイトルを打っていますが、そんな堅苦しいものではなく最近、現職の学校の先生と話した時のことを踏まえて少し・・・ラジオってとてもいいなぁと思った話。 私自身南米で長くテレビコーディネーターをしており、制作側の皆さんにお会いでき一緒にお仕事させていただくのでよくわかるのですが、説明をしなくてもいい『絵』というのがやはりとても重要です。昨今のメディアはそれを映し出すのが非常に上手だなぁと感じます。仕事をしていても、プロのカメラマンの方々はその辺りにこだわっており、「もう少し

          現代教育とメディア

          アルゼンチン遠征に行ってきました!

          世界でもトップクラスのアルゼンチンのソフトボール🥎ペルーの日系チームのコーチとしてアルゼンチン🇦🇷へ行ってまいりました!アルゼンチンのソフトボールシティ”パラナ市”の大会で優勝🏆🥇しました。 アルゼンチンは今年U23の男子世界大会も行われたくらいソフトボールは盛んです。その同じ球場で大会が開かれました。参加したジュニア大会も非常に盛んで、24の参加チーム合計58試合が4日間で行われました。貴重な経験をさせていただきました。現地の新聞にも取り上げていただきました。ソフトボール

          アルゼンチン遠征に行ってきました!

          世界遺産を未来へ繋げる

          ペルーのナスカの上空を飛行機で飛ぶと,巨大な線画や様式化された動物や鳥の絵,幾何学模様などが見えます。これらの不思議な模様は,ナスカ平原の砂漠にあります。ナスカ平原はサハラ砂漠よりも乾燥した細かい砂の砂漠地帯です。ダカールラリーも過去に行われ参加したドライバーもこのきめの細かい砂に悩まされたと言っていました。 ナスカの地上絵は,幾世紀もの間姿を見せることはありませんでした。埋もれた芸術! 目に見えない芸術! 地上からは大きすぎて分からない! 正になぞ! この地上絵の全体が見

          世界遺産を未来へ繋げる

          ペルーの隠れ家

          ペルーというとやはりマチュピチュやナスカの地上絵といった世界遺産が表に出てくるのですが、意外と美食の国。というのも、山のイメージが強いのですが最適な漁場環境をもつ太平洋も所有しており、南米の首都で海岸都市であるのはペルーのリマくらいでしょう。植民地時代の豊かさが残りながらも、海に面した特徴を活かした美食の都でもあるんです。実際、「世界のベストレストラン50」の2位『Central』、11位『Maido』、32位『Mayta』と3店舗も名を連ねています。食が発展すると、自然に飲

          ペルーの隠れ家

          WBC・一次ラウンドが終了して

          今回のWBC日本代表はもちろんですが、チェコ代表の奮闘やスポーツマンシップ、選手間の交流が試合と同じくらい注目が集まりましたね。 チェコ代表が注目を集め始めた理由は、チェコ代表の選手の多くが、野球選手として生計を立てていないこと。アマチュア野球選手だということです。 野球が普及する多くの国は自国リーグが設立されプロ契約がある環境ですが、チェコの選手たちは医者、教師、消防士、金融トレーダー、セールス、などなど職種は様々。そんな背景を知ったうえで、各試合の奮闘ぶりからファンにな

          WBC・一次ラウンドが終了して

          ピスコ*ペルーの国家文化遺産*

          ペルーからナスカの地上絵へ向かう途中に、ピスコという町があります。現在では比較的小さい町ですが、1600年代のコロニアル時代においてはスペイン人も多く移住した比較的大きな町でした。 ペルー人にとってこのピスコの町は誇りであると誰もがいう。というのはこの街の名前がペルーのナショナル飲料であり、ペルーの国家文化遺産にも登録されている葡萄の蒸留酒『ピスコ』の原産地なのである。スペインの影響でワイン生産から派生したピスコは今でもペルーの人々に楽しまれているお酒です。 ピスコとは?

          ピスコ*ペルーの国家文化遺産*

          ナスカの地上絵観測塔

          ペルーは世界遺産がたくさんある国。注目されるのがマチュピチュ遺跡です。ご存知の通り2022年12月現在のペルーの現在の政治の状況は「良い」とは言えず、民衆発起が各地方で起きている状況です。その矢面にされる地域が観光地になるのは残念なことです。今週から少しづつ回復はされているのですが、それでも地元の観光業やそれに関わる人への影響は非常に大きいです。マチュピチュ遺跡も今月の動乱に巻き込まれ多くの人々が影響を受けました。マチュピチュと並んで素晴らしい世界遺産として言われるのが『ナス

          ナスカの地上絵観測塔

          日本へ帰国したので入国までの手順

          出発便に乗るまでにやっておくこと:1. Covid-19検査結果(日本フォーマット) 2.日本の質問表(QRコードを日本入国時に提示出来るよう写真で保存しておく) https://arqs-qa.followup.mhlw.go.jp/#/ 3.アプリのダウンロード 必要なのは以下3つ。予めダウンロードしておけるのが理想。 https://www.mhlw.go.jp/content/000752493.pdf 日本の空港でもダウンロード可。 1. 非接触確認アプリ(COCO

          日本へ帰国したので入国までの手順