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ピスコに合う料理

食後にピスコを飲むと、胃腸を刺激して消化を助けるとともに、食事の余韻に浸ってリラックスした気持ちにさせてくれます。ペルーのピスコはアルコール度数が高いため、12~14度のワインのように食事と一緒に飲むことは難しく感じます。このため、ピスコサワーなどのカクテルとして、飲むことが多くなります。

ピスコサワー:ペルー産キーライムの酸味とシロップの甘み、そしてピスコの風味、卵白のふわっとした舌触り、これらの絶妙なバランスのショートカクテル

とはいえ、私たち日本人にはあまり馴染みのないピスコ。本場ペルーでは、どこの飲食店でも楽しむことができ、日常生活の中に溶け込んでいます。 日本でもアルコール度数の高いピスコの美味しさを損なわず楽しむのにオススメなのが、ジンジャーエールで割った『チルカーノ』です。華やかでブドウ由来の甘味がほんのりと感じられつつも、さっぱりと楽しむことが出来るので、食前酒や、食中酒にもぴったりです。

チルカーノ:ピスコとジンジャーエールとライムのシンプルなロングカクテル


ピスコとの理想的な組み合わせはセビーチェ
ペルーは食文化が多くありますが、ピスコは海岸エリアで生産されるために海岸エリアの料理特に魚介類の料理ととよく合います。ペルーのセビーチェ2023年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。6月28日は漁師であった使徒ペテロにちなんだ祝日があるためその翌日が「セビーチェの日」となっています。諸説ありますがスペインの到着の際に豊富に採れる魚介をレモンを加えてマリネ風にしたとか。実際、昔の作り方はレモン汁に漬け込む形でしたが、現代は日本の移民の影響や保存技術の向上によって、新鮮な魚を玉ねぎや唐辛子、香草とともに和える形になっています。酸味が強くスパイシーな風味に仕上がるためお酒とよく合います。


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