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生きる力

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#フードエッセイ

新玉ねぎにどハマり中|パリッコの「つつまし酒」#226

新玉ねぎにどハマり中|パリッコの「つつまし酒」#226

新玉元年 そもそもそういう傾向が僕にはあるのですが、最近、うっかりどハマりしてしまい、毎日そればっかり食べている食材があります。それが、新玉ねぎ。
 ごぞんじですよね? 春になるとスーパーなどでもよく見かけるようになる、一般的な玉ねぎよりもみずみずしそうな、白くてでっかい玉ねぎ。あれ、具体的には、普通玉ねぎは収穫後に乾燥させるところ、その過程を経ずにすぐ出荷される、旬の玉ねぎのことなんだそうです。

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日本の健康食「もうやんカレー」は、現代を生き抜くために不可欠

日本の健康食「もうやんカレー」は、現代を生き抜くために不可欠

1997年創業の「もうやんカレー」。
創業して以来、一途にカレーと向き合い、多くの人に愛されてきたもうやん。
1994年に誕生した「とと戸」は、28年間の多くを無駄な時間として費やし、現代フリーターにありがちな職を転々とする生き様で、多くの人に期待をされず生きてきた。

かけ離れた世界で存在するもうやんととと戸、ついに交わる日がやってきた。

もうやんカレー・初来店オフィスビルの地下一階にあるもう

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芭蕉の葉っぱをお皿がわりに 8月27日(日)

芭蕉の葉っぱをお皿がわりに 8月27日(日)

庭に芭蕉を植えている。
3年前、この場所に引っ越してきたときに、近所に住む布作家の早川ユミさんから苗をゆずっていただいた。南インドでバナナの葉を使うように、芭蕉の葉をお皿にしたかった。

芭蕉の葉っぱは本当にきれい。テーブルにのせただけで、バリ?あるいはベトナム?とにかく東南アジアにいるみたいな気分になる。

フレッシュなグリーンが料理をおいしそうに見せてくれるし、食事が終わったらそのままコンポス

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「まごわやさしいご飯」を作ってみた話

「まごわやさしいご飯」を作ってみた話

 【まごわやさしい】
 この言葉を初めて聞いたのは、当時、まだ現役の野球選手だった工藤公康さんのドキュメンタリーを見たときのことだ。

 テレビカメラは工藤氏の自宅キッチンを映し出し、そこで奥さまの雅子夫人が手際よく料理をしている。大きな冷蔵庫を開けると、そこにはたくさんのタッパーが並んでいた。中身はすべて、下処理された食材や、夫人手作りのお惣菜だ。きちんとラベリングされ、整理された冷蔵庫は、なか

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