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中国関連

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じーれんが中華圏関連で面白そうだと思ったnoteをリストアップしてます。
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記事一覧

Fラン大学と名教授と中国の話

Fラン大学と名教授と中国の話

まず、個人的に、Fラン大学という名前は好きではありません。
しかし世間的に、特に受験業界では、定着している概念なので、一応使います。

ここでは、Fラン大学の話をまたちょっとしようかなと思います。

でもその前に、まず中国の大学群の話をしよう
皆さんご存知のように、偏差値の低い大学はFラン大学だと言われる傾向があります。そのスタンダードで言えば、中国の「二本」はFラン大学に相当するものでいいでしょ

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「逃げる」ことも選択肢。中国 内モンゴルへと渡って

「逃げる」ことも選択肢。中国 内モンゴルへと渡って

「私を変えたあの時、あの場所」

~Vol.20 中国 / 内モンゴル自治区 ~

本コーナーでは、東京大学にゆかりのある先生方から海外経験談をお聞きし、紹介していきます。

今回は、石井 剛先生に、中国で滞在されていた当時のご体験をお伺いしました。取り上げた場所については こちら から。

雄大な中国の地にあこがれて留学、そして長期滞在へ
―1995年から2000年にかけて、中国内モンゴル自治

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海外留学経験者ですら就職難の中国の労働市場/企業が求職者に求めるものを理解していないとこうなるというお手本

海外留学経験者ですら就職難の中国の労働市場/企業が求職者に求めるものを理解していないとこうなるというお手本

“海归”还是“海待”:今天,我们该如何看待出国留学
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_16134043

 海外留学から祖国へ戻ってきた留学生が、現在職探しに難航するようになり、その理由はどこにあるのかという内容の記事である。中々面白い記事なので、中国語力に自信がある方は原文で是非読んで頂きたい。

 留学経験者自信が、自分を高く見つもり過ぎて

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Twitter上でみかける中国に関わる人達を勝手に分類してみた。

Twitter上でみかける中国に関わる人達を勝手に分類してみた。

前回の記事の通り、そして誰も書かなくなった「中国オッサンマガジン」。しかし天邪鬼な脳の作りをしているワタシ、誰も書かないならと、むしろ創作意欲が活発になってきたので、その慣性に任せてまた記事を書いてみます。
もちろんいつもの通り大した内容ではない。

さて、タイトルの通りTwitterをやってると、様々な形で中国に関わる方々を目にすると思います。日々中国の悪口Tweetをせっせとしている方々、それ

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世界と中国と自由について考える

世界と中国と自由について考える

松井博さんが、コロナ禍を経て世界中で失われつつある自由について書いていました。印象に残ったのはこれらの部分です。

たしかに今の世界は、以前よりも「民主」に耐えられなくなってきているというか、時間のかかる手続きをすっ飛ばした統制でもこぞって受け入れ、より目先の安心感や効率を重視しはじめているようにも見えます。

中国において受け入れられる統制中国において、それは顕著です。いわゆる民主主義国家の苦戦

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广场舞(広場舞)でトリップしそうになった話

广场舞(広場舞)でトリップしそうになった話

みなさまは、广场舞(広場舞)をご存知でしょうか。

中国において、公園や小区などの広場で開催される、主に中高年の女性が参加する体操のような踊りのことです。なんとなくユルめの動きと、ポップスをEDM風にアレンジしたような音楽が特徴的です。至る所で行われており、特に夜のご飯を食べた後の時間、集会のような形で 广场舞が開かれ、たくさんの人が参加しているのをよく見かけます。大規模なものだと数百人単位になり

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中国人エリート君に政治的な話をいろいろ聞いてみた

中国人エリート君に政治的な話をいろいろ聞いてみた

僕のnoteにたびたび登場してもらっている中国人エリート君なのですが、彼とは政治であったり、国際情勢などについて話すことがよくあります。彼の方が何倍も豊富な知識を持っているので話を合わせるのが大変ですが、センシティブな話題が聞けることもあるので、いつも刺激的で楽しいです。

今日はそんな彼との会話の中から、印象に残っているものをトピックごとにいくつか抜粋して紹介してみたいと思います。

これが中国

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「量」の世界に苦しむ中国の子どもたち

「量」の世界に苦しむ中国の子どもたち

中国に興味関心の強い人はおそらくご存知のように、いま中国では教育に関する大きな改革が始まっています。

これらは「双減政策」と呼ばれ、ざっくり言えば「宿題」と「塾通い」をやめよう(減らそう)と言うものです。その狙いは子供にかかっているプレッシャーを減らして子供の健康を守ろうということのほか、高くなりすぎてしまった教育費を抑制し少子化対策につなげよう、というものです。

このことについては前にもno

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なぜ中国では売れないのだ!?Z世代??

なぜ中国では売れないのだ!?Z世代??

こんにちは!
マイクロアドチャイナのはるです。

とあるメーカーさん
「台湾では結構売れているし、知名度も出てきた!市場を広げたくて、中国に挑戦してるけど、なかなか売れないんだよね、、、(=_=)」

中国関連の広告のお手伝いをしていると、
このような悩みを抱えている日系クライアントさんとよく出会います。

コロナでインバウンド客が減り、
越境でなら何とか販路拡大できるかな!と挑戦したものの、

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【北京大学留学日誌】政治学のフロンティア

【北京大学留学日誌】政治学のフロンティア

 ご無沙汰しています。今学期はレポートに追われたり友達とバレーしたり遊んだりで全然更新してませんでした...すいません。こちらでは春節明けの2月下旬に授業が始まって、6月上旬には授業が終わり、2週間前ぐらいに最後のレポートを出し終わって夏休み突入です。やったぜい〜
 さて、今回は俞可平先生の政治学のフロンティア(政治学前沿)という授業です。この授業は政府管理学院(法学部政治学科のようなところ)の2

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「中国式民主」ってどんなものか、中国人の視点からまとめてみる

「中国式民主」ってどんなものか、中国人の視点からまとめてみる

「中国式民主」というワードが(僕の中で)話題です。

中国がアメリカを代表とする欧米諸国からのその「民主的でない」体制に関する批判を浴びた際に、「中国には中国の民主主義がある」「民主の形は一つではなく、それぞれの国にあった民主の形があるべきだ」という反論としてよく用いられます。

一方で、この「中国式民主主義」というワードが登場する時、同時に語られる「中国がどのようにして「民主」を達成しているのか

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