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ファッションを捨てられないミニマリストが最近買ったワンピース

春が来た。

軽やかな格好をしたくなる。
薄手の生地や、柔らかな色合いが店頭に並ぶ。
新しい服を見ると心がうきうきする。

香水も重ためのものから軽めのものに切り替えた。
ニットは順番に洗濯して仕舞い始めている。

春のファッションを楽しむ準備はできている。

「新作」に踊らされない

スパイスとして自分のスタイルに添えるため、トレンドは常に押さえておきたい。
だからこそ風通しの良い、ミニマルなクローゼットにしておきたい。

ミニマルなクローゼットのルールは簡単である。
お気に入りのものだけを厳選すること。

私のクローゼットに妥協は許されない。
逆を言えば、お気に入りのものであればどんなものでも許される。

例えそれがどんなに古いものでも、どんなに個性的なものでも、どんなに安いものでも、どんなに普通なものでも、どんなに長く着用しているものでも、お気に入りである限りは、いつまでもワードローブの一員である。
(ヨレたり、ほつれたり、汚れたり、色褪せたり、見窄らしくならない限りは)

気に入った服、似合う服であることが重要なのであって、新作か過去のシーズンのものか、新品か中古か、ブランド物かノーブランドなのかは二の次。

有名ブランドの新作の中に、自分のお気に入りがあるとは限らない。

好きだな、可愛いな、と思うものが新作になかったら、フリマサイトや古着屋を覗いてみることもある。

そこには自分が価値を与えることで「今季の新作」になる、可愛い、おしゃれな服があるかもしれないのだ。

ファッション業界の変化

ファッション業界の常識は少しずつ変化してきている。
アップサイクルした服をランウェイに送り出しているブランドもあるし、良いものを長く着るという価値観はもはやスタンダードだ。

たくさん買う、たくさん持っている、消費ばかりのファッションはすでに過去の価値観かもしれない。
ファストファッションが流行していた頃、フリマアプリは存在していなかった。時代の変化と共に、価値観も自然に変わってきたのだろう。

トレンドは絶えず存在しているが、トレンドを追うだけがファッションの楽しみではない
大切なのはお気に入りの服を着た自分を「今日の私、すっごくいい」と思えることだ。

新しくても古くても関係ない。
「すっごくいい」「価値のある服」と決めるのは、自分である。

私の「今季の新作」

2月に、ワンピースを一着購入した。
柄もデザインもサイズ感も、今の私にピッタリはまる。しっくりくる。
めちゃくちゃ可愛い春のワンピースだ。
綿100%でお手入れもしやすい。

購入したのはまだ寒い頃だったのだが、立春を過ぎていたので暦の上では春が来ているし、と温かいインナーと共にすでに何度も着用している。

とにかくめちゃくちゃ可愛い、着ているだけでテンションが上がる。毎日着たいくらいだ。

そんなお気に入りのワンピース、実は古着である。
毎シーズン、素材と柄を変えて同じ形のワンピースを作っているブランドなのだが、欲しいのは今シーズンのものではない…!

このワンピースの存在を知ったのは、販売されてだいぶ経ってからだった。柄と形が自分好みだったので欲しくて仕方がなかったのだが、当然店舗では取り扱いがなかった。
フリマアプリや古着サイトを根気強く確認し続け、ほぼ新品状態の現物を手に入れたのである。

去年の春にはクローゼットになかった、柄物のワンピース。
このワンピース自体は作られてから時間が経ったものであっても、私にとっては「今季の新作」だ。


クローゼットに並ぶ、めちゃくちゃ可愛い春のワンピース。
見るたび、着るたび、嬉しくなる。

また一つお気に入りが増えたクローゼットは私の心を満たし、幸せな気持ちにさせてくれる。


「長く愛せるもの」
「つくりがいいもの」
「流行や年齢に左右されないもの」
を紹介し続けてくれるLala Begin、10周年だそうです。
いつもありがとう!

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