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さよなら、好きって言えなかった君よ
諦めようとしたのはぼくなのに
こんなにも息ができなくなるんだね
君の後ろ姿しか知らなかったけど
それで、もういいかな
春だからとかで靴を買った
前の靴は思い出を括りつけて
捨ててしまおうか
そうやって一つ一つ君の存在を
消してくんだ
恋を悩んで悩んで雲を掴む
触れたことすらないよ君のことなんて
こっち見てよ背を向けないで
君の視野にぼくはもういない?
君の仕草に君の笑顔に君の全てに
こんなに
表現の保険会社(短編)
こちらは猫にドライヤーの代わりに温めることはできません。
幼児の手の届くところに置かないでください。
こちらは食べられません。
全て個人の見解であり、所属組織を代表するものではありません。
俺は保険会社に勤めている。
保険とは一般的に、多数の者が保険料を出し合い、保険事故が発生したときには、生じた損害を埋め合わせるため、保険金を給付する制度を指しているが俺が勤めている保険会社はかなり違う部
超天変地異みたいな狂騒にも慣れてこんな日常を平和と見間違う?
超天変地異みたいな狂騒にも慣れて
こんな日常を平和と見間違う
アニメの血界戦線のエンディング主題歌「シュガーソングとビターステップ」の歌い出し。非日常な日常をポップに彩るような歌になっているのだ。血界戦線がどんな物語なのか一度も触れたことがないので全然知りませんが。
この歌い出し、まさに今の私たちの状況ではありませんか。
顔の半分と外出の自由を奪われたあの日から私たちの生活は一変した。
あるもの
780日と少しを経て再びわたしは文を書き始める
最後の更新が2018年12月19日。
あれから780日と少しが経過した。
780日間という日数が経過しただけで、わたしと世界は大きく変わっていた。
780日前のわたしは科学の街でフリーターとして様々な事業を手伝っていた。
780日前の世界は顔の半分を隠さなくても咎められもしなかった。
780ものの日数が経過した。
780日経ったわたしは東の都でずっと前から作りたかった場所で仕事している。
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『君という駅は僕が望む終着点』
『設備されていない荒れた線路』
『発生した恋の遅延の影響により』
『君方面の僕の列車よ』
『遅れが出ています』