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さよなら、好きって言えなかった君よ
諦めようとしたのはぼくなのに
こんなにも息ができなくなるんだね
君の後ろ姿しか知らなかったけど
それで、もういいかな
春だからとかで靴を買った
前の靴は思い出を括りつけて
捨ててしまおうか
そうやって一つ一つ君の存在を
消してくんだ
恋を悩んで悩んで雲を掴む
触れたことすらないよ君のことなんて
こっち見てよ背を向けないで
君の視野にぼくはもういない?
君の仕草に君の笑顔に君の全てに
こんなに
『君という駅は僕が望む終着点』
『設備されていない荒れた線路』
『発生した恋の遅延の影響により』
『君方面の僕の列車よ』
『遅れが出ています』
言葉も、温もりも、優しさも、思いやりも、仕草も、匂いも、それは「あなた」という暴力だ。数々の暴力を受けても尚、僕があなたを欲するのを恋と呼ばずして何と呼ぶのでしょうか。
「わたしは結婚ができない」そう気付かされたあのとき、わたしの【普通じゃない】の幕が切って落とされた。しかし最近は奇妙なこと、普通じゃないが世に大衆の目に晒し、ある人は同意し、ある人は反論し、またある人は未だに差別すらする。世界はうまく回らない。不規則に回るし、時には逆にも回る。