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暮らしてみたらわかった!四季折々の景色を感じる丹波篠山
兵庫県丹波篠山市。神戸から高速で約1時間に着いたこの地は、六甲山を超えたあたりから、どんどん景色が変わっていきます。
篠山口インターの出口の看板の文字を目にして、まず飛び込んできたのは、一面緑の田んぼ。到着してドアを開けると、稲の先が右に左と波のようにゆれて、さわさわと耳心地のよい風の音が聞こえます。それを囲む景色もまた緑。そびえたつようなビルがなく、向かってきた風が遠くまでながれてい
人と野生動物が共生する豊かな里地里山継承のために
さともんについて さともんは、正式には「特定非営利活動法人 里地里山問題研究所」といいます。2015年に篠山市(現丹波篠山市) で設立されました。人口減少と高齢化に直面する農村社会の持続可能性向上を目指し、特に獣害問題に注力しています。この課題に対して多様な人材を動員し、野生動物との共生を促進する新しいモデルを丹波篠山市と共に開発し、全国へ拡大する活動を展開しています。また「さとやまカレッジ」と
簡単に金額で表すことのできない切実な「被害」
人口減少と高齢化。そこに襲い掛かる更なる被害。それは野生動物による被害です。
野生動物と聞けば、みなさんはどんな動物をイメージをするでしょうか。都市部に住んでいるときは「野生動物」と聞いても、「?」とあまり思いつきませんでした。馴染みがありません。篠山に住んでからも、私が思い浮かんだ野生動物はシカやイノシシだけでした。つまりジビエのことです。都市部ではなかなか食べられない珍しいお肉。江戸時代には
消えゆく日本の原風景 10年後に完全に消えてしまう場所がある事をご存じですか。
たくさんの魅力がある丹波篠山市。その一方で大きな問題が一つあります。
それは、住民の「人口減少と高齢化」です。
大阪市は1㎢あたり12,216人(※1)
対して、丹波篠山市の人口密度は1㎢あたり114.6人(※2)
かなり人口密度が低いのが分かります。そして「65歳以上の人口が7%を超えた社会」を「高齢化社会」と定義され、21%以上で「超高齢化社会」になります。丹波篠山市の高齢化率はなんと28